現代語訳 応仁記
応仁の乱――美しい京の町が廃墟と化すほどのこの大乱はなぜ起こり、いかに展開したのか。室町時代に書かれた軍記物語を平易な現代語訳で。
日本史上類を見ない泥沼の長期戦となり、京中を焼き尽くすに至った応仁の乱。『応仁記』は、乱が終結してほどなく書かれたとされる軍記物である。作者は現在も未詳だが、戦乱勃発の背景から文明5年(1473)の山名宗全の死に至るまでの過程を克明に描いたその筆致は、「あの戦いはいったい何であったのか」という、当時の人々が抱いたであろう虚無感を現代にまで伝えている。応仁の乱を知るうえで欠かせない、貴重な第一級史料。
巻第1(乱前御晴のこと
熊谷訴状のこと
若君誕生のこと ほか)
巻第2(勝元方、蜂起のこと
所々合戦のこと
一条大宮猪熊合戦のこと ほか)
巻第3(赤松家伝のこと 並 神璽の御事
但州合戦のこと
醍醐山科合戦のこと ほか)
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