現代語訳 応仁記

志村 有弘 翻訳

応仁の乱――美しい京の町が廃墟と化すほどのこの大乱はなぜ起こり、いかに展開したのか。室町時代に書かれた軍記物語を平易な現代語訳で。

現代語訳 応仁記
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,100円(税込)
  • Cコード:0121
  • 整理番号:コ-10-18
  • 刊行日: 2017/11/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:240
  • ISBN:978-4-480-09826-9
  • JANコード:9784480098269
志村 有弘
志村 有弘

シムラ クニヒロ

1941年北海道生まれ。相模女子大学名誉教授、県立神奈川近代文学館評議員、日本文藝家協会会員、日本ペンクラブ会員。立教大学大学院文学研究科博士課程修了(単位取得満期退学)。伝承文学を専攻。著書に『信長戦記:信長公記の世界』(ニュートンプレス)、『川角太閤記』(勉誠出版)、『新訳『五輪の書』:宮本武蔵を読む』(大法輪閣)、『陰陽師安倍晴明』(角川ソフィア文庫)、監修に『真田幸村歴史伝説文学事典』(勉誠出版)、編纂に『怪奇・伝奇時代小説選集』全15巻(春陽堂)など。

この本の内容

日本史上類を見ない泥沼の長期戦となり、京中を焼き尽くすに至った応仁の乱。『応仁記』は、乱が終結してほどなく書かれたとされる軍記物である。作者は現在も未詳だが、戦乱勃発の背景から文明5年(1473)の山名宗全の死に至るまでの過程を克明に描いたその筆致は、「あの戦いはいったい何であったのか」という、当時の人々が抱いたであろう虚無感を現代にまで伝えている。応仁の乱を知るうえで欠かせない、貴重な第一級史料。

この本の目次

巻第1(乱前御晴のこと
熊谷訴状のこと
若君誕生のこと ほか)
巻第2(勝元方、蜂起のこと
所々合戦のこと
一条大宮猪熊合戦のこと ほか)
巻第3(赤松家伝のこと 並 神璽の御事
但州合戦のこと
醍醐山科合戦のこと ほか)

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