ホームズと推理小説の時代
ホームズとともに誕生した推理小説。その歴史を黎明期から黄金期まで跡付け、隆盛の背景とその展開を豊富な基礎知識を交えながら詳らかにする。
舞台はヴィクトリア朝のロンドン、拡大鏡を片手に元軍医のワトソンとともに活躍した鷲のような鋭い目、細身で寡黙な探偵。そう、彼の名前はシャーロック・ホームズ。登場以来時代を超え全世界を魅了し続けてきたのは、なぜか?その疑問をもとに推理小説がどのように誕生し、黄金時代を迎えていったのかをホームズを起点に丹念に辿る。本書はその歴史、基礎知識を交えながら、イギリス、アメリカ、そして日本の推理小説を概観し、正当な評価を与えるべく英文学者、愛好家の視点から考察する。推理小説を愛する多くの読者に捧げる一冊。書き下ろしオリジナル作品。
第1部 『ストランド・マガジン』とシャーロック・ホームズ(シャーロック・ホームズ登場
ホームズの引退 ほか)
第2部 推理小説の黄金時代(イギリスの場合)(シャーロック・ホームズのライヴァル(同時代人)たち
G.K.チェスタトンとE.C.ベントリー ほか)
第3部 推理小説の黄金時代(アメリカの場合)(S.S.ヴァン・ダイン
エラリー・クイーン ほか)
第4部 推理小説の黄金時代の余波(黄金時代の余波)
第5部 推理小説の黄金時代(日本の場合)(日本の近代化と推理小説)
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