フィレンツェ史 下

ニッコロ・マキァヴェッリ 著 , 在里 寛司 翻訳 , 米山 喜晟 翻訳

古代ローマ時代からのフィレンツエ史を俯瞰することで見出された、歴史におけるある法則……。マキァヴェッリの真骨頂が味わえる一冊!解説 米山喜晟

フィレンツェ史 下
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,650円(税込)
  • Cコード:0122
  • 整理番号:マ-35-4
  • 刊行日: 2018/04/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:512
  • ISBN:978-4-480-09858-0
  • JANコード:9784480098580
ニッコロ・マキァヴェッリ
ニッコロ・マキァヴェッリ

マキャヴェッリ,ニッコロ

1469−1527年。フィレンツェ共和国が生んだ偉大な政治思想家。その哲学は『君主論』、『ディスコルシ』、『戦争の技術』に記されているが、本書『フィレンツェ史』ではさらに歴史叙述家としての顔も見せてくれる。

この本の内容

本書を捧げられたジューリオは、教皇クレメンス7世となり、フィレンツェ、シエナを含むトスカーナ大公国の礎を築く。メディチ家による支配体制の確立に成功したわけだが、マキァヴェッリは単に君主制を志向していたのではない。実際本書では独裁的な君主のいないヴェネツィアをどの国よりも優れていると讃える。現実の政治に携わり歴史に学ぶことを重視したマキァヴェッリは、その国の政治風土や国民性にあう統治形態でなければ意味はないと考えていた。下巻にはメディチ家が誇る指導者・大ロレンツォの逝去までが描かれる。マキァヴェッリ理解に欠かすことのできない一冊。解説・関連年表も収録。

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