わたしの城下町 ─天守閣からみえる戦後の日本

木下 直之

攻防の要たる城は、明治以降、新たな価値を担い、日本人の心の拠り所として生き延びる。ホンモノ、ニセモノの城を訪ねて見た異色の日本近・現代史。

わたしの城下町 ─天守閣からみえる戦後の日本
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 定価:本体1,400円+税
  • Cコード:0121
  • 整理番号:キ-7-2
  • 刊行日: 2018/11/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:416
  • ISBN:978-4-480-09893-1
  • JANコード:9784480098931
木下 直之
木下 直之

キノシタ ナオユキ

1954年、静岡県浜松市生まれ。東京藝術大学大学院中退。兵庫県立近代美術館学芸員をへて、現在、東京大学大学院教授(人文社会系研究科文化資源学研究室)、静岡県立美術館館長。19世紀の日本美術の研究をはじめ、祭礼、見世物、作り物、絵馬、記念碑や公共彫刻、建築を扱い、それらを展示、存続、隠蔽、撤廃される社会についての考察を重ねてきた。『美術という見世物』『ハリボテの町』『世の途中から隠されていること』『近くても遠い場所』『股間若衆』『せいきの大問題』など著書多数。写真は、少年時代、故郷の浜松で弟と(木下満直撮影)。

この本の内容

明治を迎えて、都市の要であり幕藩体制の象徴でもあった“城”は無用の長物と化した。取り壊しを生き延びた“城”を次に待っていたのは米軍の空襲だった。失われた“城”を取り戻そうとする動きが全国の城下町で起り、鉄筋コンクリート造の天守閣が林立する。殿様がいなくなってもなお“城”は“お城”だった。日本人はなぜかくも“お城”が好きなのだろう。江戸城を発ち東海道を西へ西へと遙か遠く首里城まで、お城とお城のようなものを訪ね歩く旅。風景のあちこちに立ち現れる“お城”を考える異色の日本近・現代史にして著者の主著ついに文庫化!芸術選奨文部科学大臣賞受賞。

この本の目次

宮城から球場へ
和気清麻呂が見守るもの
嗚呼忠臣楠木正成に見送られ
北面の武士たち
なごやかな町
お城が欲しい
遺品の有効期限
捕らぬ古ダヌキの皮算用
双子の城
忍者だったころ
さかさまの世界
火の用心
地中の城
海上の城
ふるさと創世
Come on, Kamon no Kami!
建てて壊してまた建てて
白い城
棚橋式十弁弁擁壁
聖地移転
殿様の銅像
墓のある公園、城門のある寺
せいしょこさん
琉球住民に贈らる

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳


 男性   女性 

 公開可   公開不可