イタリア・ルネサンスの文化 上
中央集権化がすすみ緻密に構成されていく国家あってこそ、イタリア・ルネサンスは可能となった。ブルクハルト若き日の着想に発した畢生の大著。
本書は、歴史家ブルクハルトが、ルネサンスを単なる「古代の再生」として捉えず、あらゆる分野における近代化への移行運動として大胆に解釈しなおしたものである。細部まで組織化されていく中央集権国家、陰謀・同盟・裏切り・買収、そして冷徹な打算に基づく外交政策。それらを通じて、近代的な社会と人間の生活様式文化は、いかにして出現したのか。「ルネサンス」の本質を細部において総合的に捉え、人類史上突出した時代として発見した畢生の大著。上巻は「精緻な構築体としての国家」「個人の発展」「古代の復活」の三章を収録する。
第1章 精緻な構築体としての国家(十四世紀の専制君主
十五世紀の専制君主
群小専制君主 ほか)
第2章 個人の発展(イタリア国家と個人
人格の完成
近代的名声 ほか)
第3章 古代の復活(廃墟の都ローマ
古代の著作家たち
十四世紀の人文主義 ほか)
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