詳講 漢詩入門

佐藤 保

二千数百年の中国文学史の中でも高い地位を占める古典詩。その要点を、形式・テーマ・技巧等ごとに系統だてて、初歩から分かりやすく詳しく学ぶ。

詳講 漢詩入門
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,540円(税込)
  • Cコード:0198
  • 整理番号:サ-45-1
  • 刊行日: 2019/03/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:416
  • ISBN:978-4-480-09917-4
  • JANコード:9784480099174
佐藤 保
佐藤 保

サトウ タモツ

1934年新潟県生まれ。1959年東京大学大学院人文科学研究科中国語中国文学専攻修士課程修了。お茶の水女子大学学長を経て、二松学舎大学に転じ、現在はお茶の水女子大学名誉教授・二松学舎大学名誉教授・学校法人二松学舎顧問。主著に『宋詩 附金 中国の名詩鑑賞8』(明治書院)『漂泊の詩人杜甫』(共著、平凡社)『鑑賞漢詩のこころ』(共著、有斐閣)『宋代詞集 中国の古典33』(学習研究社)『中国故事成語大辞典』(共著、東京堂出版)『漢詩のイメージ』(大修館書店)などがある。

この本の内容

二千数百年の歴史をもつ中国文学。日本人にとっては、文学のみならず教養の主軸を為してきたといえるが、その中国文学の中でも、とりわけ詩歌の占める地位は高い。孔子が活躍していた春秋時代に最古の詩集『詩経』は成立したが、それ以前から中国に詩歌の歴史があったことは間違いない。その文明と共に長い歳月、詩歌は人々に愛され、その努力と工夫を蓄積しつつ歩んできたのだ。本書は、一般に「漢詩」と呼ばれる中国古典詩の、概念・テーマ・韻律上の規則・その他技巧等々について、初歩から易しく体系的に学べるものである。

この本の目次

中国詩概観(一)―『詩経』から南北朝まで
中国詩概観(二)―隋・唐詩から文学革命まで
中国詩の形式(一)―韻律と句法
中国詩の形式(二)―古体詩と近体詩
中国詩の技巧(一)―対句法
中国詩の技巧(二)―双声・畳韻
中国詩の技巧(三)―省略法・倒置法
中国詩の技巧(四)―典故・詩語
中国詩のテーマ(一)―政治と仕官
中国詩のテーマ(二)―隠棲と自然
中国詩のテーマ(三)―行旅と別離
中国詩のテーマ(四)―書画・音楽と詩
詩人の生活
詩のテキスト
中国詩の広がり

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