前田愛著作集 2 ─近代読者の成立

前田 愛

前田愛著作集 2 ─近代読者の成立
  • シリーズ:シリーズ・全集
  • 4,624円(税込)
  • Cコード:0395
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1989/05/31
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:A5判
  • ページ数:496
  • ISBN:4-480-36002-6
  • JANコード:9784480360021

この本の内容

新聞と活字本の出現により、近代の文学空間はどのように形成されたのか。文学史に読者論を導くことにより、文化のなかに文学を位置づけ、文体のなかに時代を読みとる読者論の名著『近代読者の成立』に、後年のテクスト論に連なる諸論を集成する。

この本の目次

近代読者の成立(天保改革における作者と書肆
明治初期戯作出版の動向―近世出版機構の解体
鴎外の中国小説趣味
明治立身出世主義の系譜―『西国立志編』から『帰省』まで
明治初年の読者像
音読から黙読へ―近代読者の成立
大正後期通俗小説の展開―婦人雑師の読者層
昭和初期の読者意識―芸術大衆化論の周辺
読者論小史―国民文学論まで
江戸紫―人情本における素人作者の役割
出版社と読者―貸本屋の役割を中心として
明治初期文人の中国小説趣味
露伴における立身出世主義―「力作型」の人間像
『賎のおだまき』考―『キタ・セクスアリス』の少年愛
近代文学と活字的世界
もう一つの『小説神髄』―視覚的世界の成立
『小説神髄』のリアリズムとはなにか
戯作文学と『当世書生気質』
ノベルへの模索―明耳21年前後をめぐって
言葉と身体
幕末・維新期の文体
明治の表現思想と文体―小説の「語り」をめぐって)

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