「芸能と差別」の深層 ─三國連太郎・沖浦和光対談

三國 連太郎 著 , 沖浦 和光

「竹取物語」「東海道四谷怪談」からフーテンの寅さんまで日本文化の底流にあるものとは? 実体験にもとづく言葉の重みと知的興奮に満ちた一冊。

「芸能と差別」の深層 ─三國連太郎・沖浦和光対談
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,045円(税込)
  • Cコード:0136
  • 整理番号:み-22-1
  • 刊行日: 2005/05/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:400
  • ISBN:978-4-480-42089-3
  • JANコード:9784480420893
沖浦 和光
沖浦 和光

オキウラ カズテル

1927年大阪府生まれ。東京大学文学部卒業。桃山学院大学名誉教授。専攻は比較文化論・社会思想史。これまで数百にのぼる各地の被差別部落を訪れ、伝承されてきた民俗文化と産業技術を研究。山の民や海の民の歴史にも深い関心を寄せてきた。また、国内外の辺境や都市、島嶼でのフィールドワークを通して、日本文化の深層を探る研究調査を続けている。

この本の内容

切っても切れない「芸能」と「差別」の関係とは?芸歴50年をこえるベテラン役者三国連太郎と、アジア的スケールで民衆文化を研究する沖浦和光が徹底的に語り合う。「竹取物語」「東海道四谷怪談」などの古典から「フーテンの寅さん」「釣りバカ日誌」までを縦横に論じる。さらに南西諸島、アジア諸国へと視点は広がる。実体験に裏付けられた言葉の重みと、深い知性に満ちたスリリングな一冊。

この本の目次

第1部 浮世の虚と実(俳優生活の原点
浮世は憂き世
大砂漠で目覚める
役者と芸能
“色悪”に見る新しい人間像
俳優の社会的地位)
第2部 芸能史の深層(日本文化の源流を探る
卑賎の業とされた芸能
かぐや姫伝説を読み解く
大道芸とフーテンの寅さん
近代日本に背を向けた人生)
補章(アジア民衆文化の深層
四国遍路について語ろう)

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