ほんものの魔法使

ポール・ギャリコ 著 , 矢川 澄子 翻訳

世界の魔術師がつどう町マジェイアに、ある日、犬をつれた一人の男が現れた。どうも彼は 本物 らしい。ユーモア溢れる物語。
【解説: 井辻朱美 】

ほんものの魔法使
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 858円(税込)
  • Cコード:0197
  • 整理番号:き-12-2
  • 刊行日: 2006/02/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:320
  • ISBN:4-480-42184-X
  • JANコード:9784480421845
矢川 澄子
矢川 澄子

ヤガワ スミコ

(1930-2002)東京生まれ。作家・詩人・翻訳家。東京女子大学英文科を卒業後、学習院大学独文科在学中に同人誌『未定』に参加。59年、仏文学者で作家の澁澤龍彦と結婚し、仕事の協力者として活躍するが68年には離婚。以後も、文学活動に従事。小説に『架空の庭』『失われた庭』、詩集に『ことばの国のアリス』、エッセイに『わたしのメルヘン散歩』、翻訳に『不思議の国のアリス』『ほんものの魔法使』など多数。

この本の内容

世界じゅうの魔術師が集まる町マジェイアに、ある日犬を連れた旅人が現れた。アダムと名乗り、町で出会った少女を助手に、魔術師名匠組合加入のため選考会に参加する。事前審査は見事にクリア。しかし彼のマジックのネタが、分からない。みんな不安になってくる。彼はまさか…?不穏な空気の中、本選が始まる。ほんものの魔法とは何か。ユーモラスで愛に満ちたファンタジー。

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