生きて死ぬ私

茂木 健一郎

人生のすべては脳内現象だ。ならば、この美しくも儚い世界は幻影にすぎないのか。それとも…。新たな世界像を描いた初エッセイ。
【解説: 内藤礼 】

生きて死ぬ私
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 704円(税込)
  • Cコード:0140
  • 整理番号:も-17-1
  • 刊行日: 2006/05/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:240
  • ISBN:4-480-42218-8
  • JANコード:9784480422187
茂木 健一郎
茂木 健一郎

モギ ケンイチロウ

1962年生まれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京工業大学大学院連携教授。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。「クオリア」をキーワードとして、心と脳の関係を探究している。著書に『意識とはなにか』『「脳」整理法』(以上、ちくま新書)、『生きて死ぬ私』(ちくま文庫)、『クオリア入門』(ちくま学芸文庫)、『脳とクオリア』(日経サイエンス社)、『心を生みだす脳のシステム』(NHKブックス)、『ひらめき脳』(新潮新書)、『脳と仮想』(新潮文庫)など多数。(著者近影:坂本真典)

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この本の内容

歓びも悲しみも、そして眼前に広がる世界のあり様も―人生のすべては物質である脳の中の現象にすぎない。ならば、脳とは私にとっての牢獄なのか。脳内現象である人間の心とは何か。この難問に挑むには、自身の脳がとらえた世界をより深く「感じる」ことから出発する以外にない。本書は、怜悧な科学的知性と熱情あふれる文学的感性とを駆使して新たな世界像を描く試みだ。著者の純粋な出発点に位置する記念碑的エッセイ。

この本の目次

第1章 人生のすべては、脳の中にある
第2章 存在と時間
第3章 オルタード・ステイツ
第4章 もの言わぬものへの思い
第5章 救済と癒し
第6章 素晴らしすぎるからといって

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