私の好きな曲 吉田秀和コレクション
限りない喜びがあふれる
魅惑の音楽エセー
永い間にわたり心の糧となり魂の慰藉となってきた、著者の最も愛着のある音楽作品について、その魅力を明晰に語る、限りない喜びにあふれる音楽評論。
深い感動とともに心に刻まれた音楽の数々―バッハ「ロ短調ミサ曲」、モーツァルト「クラリネット協奏曲」、ベートーヴェン「第九交響曲」「弦楽四重奏曲」作品131、ブルックナー「第九」、R.シュトラウス「ばらの騎士」、ベルク「ヴァイオリン協奏曲」など、永い間にわたり、心の糧となり魂の慰藉となった、著者の最も愛着のある曲について、その限りない魅力を明晰に語る作品論の決定版。
ベートーヴェン『弦楽四重奏曲嬰ハ短調』作品一三一
ベートーヴェン『ピアノ・ソナタハ短調』作品一一一
モーツァルト『クラリネット協奏曲』K六二二
シューベルト『ハ長調交響曲』D九四四
ストラヴィンスキー『春の祭典』
ブラームス『ヴァイオリン協奏曲』
ドビュッシー『前奏曲集』
ヤナーチェク『利口な女狐の物語』
R・シュトラウス『ばらの騎士』
ブルックナー『第九交響曲』〔ほか〕
2009.2.26 Jun
この本を初めて読んだのは20数年前になります。バルトークの曲は苦手でしたが、吉田さんの文章を読んで改めて聴いています。この本から音楽だけではなく、人生そのものを学びました。
2008.4.24 黄英治
吉田秀和『世界の指揮者』(ちくま文庫)を読み終えた。楽しんだ。
音楽、音=空間に放たれると、消えてしまう音・音楽を、どうしてあんなに見事に文章にできるのか。その表現の豊穣、展開のうまさ、知識の広さ、深さ。批評基準の確固さ(それに対する異論と批判は保持しつつ)。
この人の文章は、朝日新聞の時評で読むだけだったけれど、今度まとめて読んでみて、稀代の文章家(現役ではもうひとり、小沢信男)だと感心した。ちくま文庫にもう一冊入っていたので、多分それも近いうちに読むと思う。
それで、手持ちのCDをあたってみると、この本で紹介されている指揮者、演奏が見つけられたので、二倍、三倍以上に楽しんでいる。
とくに、フルトヴェングラーは再発見。もともと好きな、ベートーヴェンのバイオリン協奏曲を、メニューインとやっているやつを廉価盤がでているので購入。書くときのBGM、いつも鳴っているのがいい。
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