太宰治集 哀蚊 文豪怪談傑作選
本当は恐ろしい国民的作家
怪奇と幻想のアンソロジー
祖母の影響で子供の頃から怪談好きだった太宰治。表題作「哀蚊」や「魚服記」はじめ、本当は恐ろしい幽暗な神髄を一冊にまとめる。
「私は怪談を作ることを愛する」―太宰文学の原点には幼き日、祖母に語り聞かされた怪談話があった!最初期の「怪談」「哀蚊」から、和漢の古典に想を得た怪奇幻想譚「魚服記」「竹青」「人魚の海」、彼岸の気配が揺曳する「メリイクリスマス」「トカトントン」、その末期を予見するかのような水界への怖れと憧憬に満ちた作品群など、怪談を切り口に、永遠の人気作家の知られざる一面に迫る。
怪談
哀蚊
尼―「陰火」より
玩具
魚服記
清貧譚
竹青―新曲聊斎志異
人魚の海―「新釈諸国噺」より
舌切雀―「お伽草紙」より
浦島さん―「お伽草紙」より
創世記(抄)
断崖の錯覚
雌に就いて
女人訓戒
待つ
皮膚と心
葉桜と魔笛
フォスフォレッスセンス
メリイクリスマス
トカトントン
魚服記に就て
古典竜頭蛇尾
音に就いて
ア、秋
むかしの亡者
五所川原
革財布
一つの約束
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