日露戦争陸戦の研究

別宮 暖朗

七つの会戦に見る
成功と失敗の教訓
現場の力が
戦機をつかんだ!

陸戦勝利の背景には、独善的な作戦計画を実情に合わせて修正し、戦機を掴んだ指揮官・兵士の苦闘があった。五つの主要な作戦を例に検証する。

日露戦争陸戦の研究
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 814円(税込)
  • Cコード:0131
  • 整理番号:へ-10-4
  • 刊行日: 2011/01/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:304
  • ISBN:978-4-480-42787-8
  • JANコード:9784480427878
別宮 暖朗
別宮 暖朗

ベツミヤ ダンロウ

1948年生まれ。東京大学経済学部(西洋経済史)を卒業し、信託銀行に入社する。主として証券企画畑を歩み、アメリカやイギリス、中国で金融ビジネスを経験する。退社後、ロンドンにある証券企画調査会社のパートナーを務める。主な著書に『軍事学入門』『誰が太平洋戦争を始めたのか』『日本海海戦の深層』(いずれも、ちくま文庫)、『中国、この困った隣人』(PHP研究所)、『技術戦としての第二次世界大戦』(共著、PHP文庫)、『日本の近代10大陸戦と世界』(並木書房)などがある。

著者に関する情報

ホームページ『第1次大戦』はこちら

この本の内容

日露戦争の陸戦において、日本軍は圧勝といってよい勝利を収めた。その理由について、たとえば司馬遼太郎に代表されるように、兵力では劣ったが作戦計画能力で上回ったからだという意見が強い。しかし、開戦準備から鴨緑江渡河を経て、遼陽会戦、沙河会戦、二百三高地、そして奉天会戦とたどってみると、全く異なる現実が見えてくる。七つの作戦を例に、陸戦の勝因を新たな視点から問い直す。

この本の目次

第1章 海主陸従で始まった日露戦争
第2章 鴨緑江と得利寺における快勝
第3章 遼陽会戦と沙河会戦における失敗
第4章 旅順攻防戦
第5章 黒溝台会戦と奉天会戦
第6章 停戦を望んだ児玉源太郎の弱気

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可