屋上がえり

石田 千

屋上で会ったひとには
また会えそうな気がする

屋上があるととりあえずのぼってみたくなる。百貨店、病院、古書店、母校……広い視界の中で想いを紡ぐ不思議な味のエッセイ集。
【解説: 大竹聡 】

屋上がえり
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 858円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:い-73-1
  • 刊行日: 2011/10/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:256
  • ISBN:978-4-480-42884-4
  • JANコード:9784480428844
石田 千
石田 千

イシダ セン

福島県生まれ、東京都育ち。國學院大學文学部卒業。2001年、『大踏切書店のこと』で第1回古本小説大賞を受賞。2011年、『あめりかむら』で第145回芥川賞候補。2012年、『きなりの雲』で第146回芥川賞候補、第34回野間文芸新人賞候補。2016年、『家へ』で第154回芥川賞候補、第38回野間文芸新人賞候補。古風な下町感覚のエッセイを書く。2016年より東海大学文学部文芸創作学科教授。主な著書に『月と菓子パン』『踏切趣味』『屋上がえり』『バスを待って』『平日』『窓辺のこと』他多数ある。

この本の内容

屋上を見つけると、とりあえずのぼってみたくなる。百貨店、病院、古書店、母校…広々とした視界の中で湧き出る小さな想いを紡ぎだす不思議な味のエッセイ集。

この本の目次

人工芝に足あと
緑青の耳
愛猫病めり
フラレテシマエ
ナイターあります
お持ち帰りせず
夏の背なか
手帳より
延命第一
さよなら本館〔ほか〕

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