フェルメールになれなかった男 ─20世紀最大の贋作事件

フランク・ウイン 著 , 小林 頼子 翻訳 , 池田 みゆき 翻訳

復讐? それとも欲望?

何が彼らを贋作作りへと駆り立てたのか。高名な鑑定家たちをも欺いた世紀のスキャンダルを通して、名画に翻弄される人々の姿を描き出す渾身作。

フェルメールになれなかった男 ─20世紀最大の贋作事件
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,100円(税込)
  • Cコード:0170
  • 整理番号:う-40-1
  • 刊行日: 2014/03/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:408
  • ISBN:978-4-480-43142-4
  • JANコード:9784480431424
フランク・ウイン
フランク・ウイン

ウイン,フランク

1960年アイルランド生まれ。ジャーナリスト・翻訳家。訳書の『素粒子』(M・ウエルベック著)でIMPAC賞、『アレックス』(P・ルメートル著)でCWA国際ダッガー賞を受賞するなど、受賞歴多数。「サンデー・タイムズ」「インディペンデント」などに寄稿している。

小林 頼子
小林 頼子

コバヤシ ヨリコ

1948年生まれ。目白大学教授・美術史家。著書に『花と果実の美術館』『フェルメールの世界』『庭園のコスモロジー』、訳書に『オランダ絵画のイコノロジー』(E・デ・ヨング著・共訳)ほか。

池田 みゆき
池田 みゆき

イケダ ミユキ

1972年生まれ。上智大学外国学部ドイツ語学科卒業。翻訳に『ヤン・ライケン西洋職人図集』(共訳)。

この本の内容

秀れた才能を持ち、将来を嘱望された画家は、なぜ贋作作りに手を染めることになったのか。第二次大戦終結直後のオランダで、ナチの元帥ゲーリング所蔵の「フェルメールの絵画」に端を発して明らかとなった一大スキャンダル事件に取材。高名な鑑定家や資産家たちをもまんまと欺いた世紀の贋作事件を通して、美術界の欲望と闇を照らし出し、名画に翻弄される人々の姿を描き出した渾身作。

この本の目次

序説
プロローグ―一九四五年七月七日アムステルダム
贋作者の若き芸術家としての日々
再生を企てる男
思いがけなく英雄に
エピローグ―ロンドン二〇〇四年七月七日

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