なんたってドーナツ ─美味しくて不思議な41の話
甘くて、懐かしくて、ほろ苦い、〈秘密〉
貧しかった時代の手作りおやつ、日曜学校で出合った素敵なお菓子、毎朝宿泊客にドーナツを配るホテル、哲学させる穴……。文庫オリジナル。
ハチミツを思わせるキツネ色に粉砂糖の白、匂い、サクサクとした歯触り、丸い形、ふくらみ、真ん中の穴、言葉の響き、ドーナツは幸せを運んできます。材料が乏しかった時代の手作りおやつ、朝食用のドーナツが段ボールでロビーに置かれるホテル、小さな教会の日曜学校が出合った初めて目にするお菓子、哲学的思考を呼び覚ます穴の存在―、多くのドーナツ好きが文章を寄せてくれました。
第1章 ドーナツの思い出(ミルクホールとドーナツ(吉沢久子)
焼いもとドーナッツ(五所平之助) ほか)
第2章 ドーナツの時間(おまけのドーナツ(林望)
愛の時間(熊井明子) ほか)
第3章 ドーナツの穴(ドーナッツ(村上春樹)
おへそがない!(角野栄子) ほか)
第4章 ドーナツのつくり方(ドーナツ(増田れい子)
ドーナッツ作りにうってつけの日(筒井ともみ) ほか)
第5章 ドーナツの物語(ドーナッツの秘密(長田弘)
ドウナツ(北原白秋) ほか)
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