二人のウィリング

ヘレン・マクロイ 著 , 渕上 痩平 翻訳

本人の目前に現れたウィリング博士を名乗る男は誰か。「啼く鳥は絶えてなし」というダイイングメッセージの謎をめぐる冒険が始まる。解説 深緑野分

二人のウィリング
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 902円(税込)
  • Cコード:0197
  • 整理番号:ま-50-2
  • 刊行日: 2016/04/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:304
  • ISBN:978-4-480-43343-5
  • JANコード:9784480433435
ヘレン・マクロイ
ヘレン・マクロイ

マクロイ,ヘレン

アメリカのミステリ作家。1904年ニューヨーク生まれ。ソルボンヌ大学に留学、パリとロンドンで美術批評家、新聞記者として活動し、1932年に帰国。精神科医ウィリング博士を探偵役とした『死の舞踏』(1938)でデビュー。『あなたは誰?』『家蠅とカナリア』『暗い鏡の中に』『幽霊の2/3』『殺す者と殺される者』など、本格推理からサスペンスまで多彩な作風で人気を博した。1994年没。

渕上 痩平
渕上 痩平

フチガミ ソウヘイ

英米文学翻訳家。海外ミステリ研究家。訳書にR・オースティン・フリーマン『オシリスの眼』、ヘレン・マクロイ『あなたは誰?』『二人のウィリング』『牧神の影』(以上ちくま文庫)、アガサ・クリスティ『十人の小さなインディアン』、ジョン・ロード『代診医の死』(以上論創社)などがある。

この本の内容

ある夜、自宅近くのたばこ屋でウィリングが見かけた男は、「私はベイジル・ウィリング博士だ」と名乗ると、タクシーで走り去った。驚いたウィリングは男の後を追ってパーティー開催中の家に乗り込むが、その目の前で殺人事件が…。被害者は死に際に「鳴く鳥がいなかった」という謎の言葉を残していた。発端の意外性と謎解きの興味、サスペンス横溢の本格ミステリ。

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