幕末単身赴任 下級武士の食日記 増補版
きな臭い世情なんてなんのその、単身赴任でやってきた勤番侍が幕末江戸の食と町を満喫! 残された日記から当時の江戸のグルメと観光を紙上再現。
時は万延元(1860)年、江戸藩邸勤務を命じられた紀州和歌山藩の勤番侍・酒井伴四郎は、江戸での単身赴任の日々をこと細かに日記に記した。蕎麦やすし、どじょうなどの定番江戸グルメから、質素倹約を主とした長屋の食生活まで、几帳面な伴四郎の日記から当時の江戸の「食」を紙上再現。文庫化にあたり、新たに発見された史料から二度目の江戸滞在や日光出張、長州戦争従軍の様子を増補。
第1章 江戸への旅立ち
第2章 藩邸と江戸の日々
第3章 男子厨房に入る―江戸の食材と料理
第4章 叔父様と伴四郎
第5章 江戸の楽しみ
第6章 江戸の季節
第7章 江戸との別れ
終章 伴四郎のその後
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