えーえんとくちから
風のように光のようにやさしく強く二十六年の生涯を駆け抜けた夭折の歌人・笹井宏之。そのベスト歌集が没後10年を機に待望の文庫化!解説 穂村弘
「えーえんとくちからえーえんとくちから永遠解く力を下さい」「「はなびら」と点字をなぞる ああ、これは桜の可能性が大きい」―この世界への鋭敏で繊細なまなざしから生まれたやさしくつよい言葉たち。彗星のように短歌界にあらわれ、二〇〇九年、惜しまれながら二十六年の生涯を閉じた夭折の歌人のベスト歌集が没後十年を機に未発表原稿を加え待望の文庫化。
2019.1.11 しおうしお
刊行されると知って書店に並ぶ日を今か今かと待ってました。
書店で手に取り早速ぱらぱらめくると、収録されてるのは短歌だけだと思ってたのに、なんと、エッセイや詩や俳句まで収録されてて目を見張りました。
歌人としてしか知らなかった作者の別の面がこれで見ることができます。
解説が穂村弘さんってだけでも購買意欲をそそるのに詩や俳句が収録されてるとは至れり尽くせり。嬉しい限り。
素敵な文庫化、有難うございます。
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