ある若き死刑囚の生涯

加賀 乙彦

キリスト者として、歌人として、生と死に向き合った死刑囚・1968年の横須賀線爆破事件の犯人純多摩良樹の葛藤や苦悩を描く。

ある若き死刑囚の生涯
  • シリーズ:ちくまプリマー新書
  • 924円(税込)
  • Cコード:0295
  • 整理番号:317
  • 刊行日: 2019/01/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:224
  • ISBN:978-4-480-68342-7
  • JANコード:9784480683427
加賀 乙彦
加賀 乙彦

カガ オトヒコ

1929年、東京生まれ。東京大学医学部卒業。東京拘置所医務技官を務めた後、精神医学および犯罪学研究のためフランス留学。帰国後、東京医科歯科大学助教授、上智大学教授を歴任。小説家・精神科医。日本芸術院会員、文化功労者。『死刑囚の記録』(中公新書)、『悪魔のささやき』(集英社新書)、『宣告』(小学館)、『永遠の都』(全7巻)『雲の都』(全5巻)(以上、新潮社)、『帰らざる夏』(講談社文芸文庫)、『湿原』(岩波現代文庫)など著書多数。

この本の内容

罪を見つめ、罰を引き受けるとはどういうことか。死を受け入れ、乗り越えて生きることは可能か。1968年の横須賀線爆破事件の犯人で死刑囚の短くも懸命に生きたその姿を描き出す。

この本の目次

1 横須賀線爆破事件
2 罪と罰
3 刑場と獄窓
4 文鳥
5 歌人という希望
6 洗礼
7 神よ憐れみたまえ
8 惑乱の日々
9 天国と地獄

読者の感想

2019.4.17 きなこ

彼の短い人生の、獄中で自分と向き合い生きる様を知ることができて良かった。このように生きて生涯を閉じるしかなかった彼のことを本にして出版されたことで、皆の心に生きるでしょう。涙、涙で読みました。

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