病魔という悪の物語 ─チフスのメアリー

金森 修

20世紀初め、毒を撒き散らす悪女として恐れられた患者の実話。エイズ、鳥インフルエンザなど、伝染病の恐怖におびえる現代人にも、多くの問いを投げかけている。

病魔という悪の物語 ─チフスのメアリー
  • シリーズ:ちくまプリマー新書
  • 836円(税込)
  • Cコード:0236
  • 整理番号:31
  • 刊行日: 2006/03/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:144
  • ISBN:978-4-480-68729-6
  • JANコード:9784480687296

この本の内容

二〇世紀初め、毒を撤き散らす悪女として恐れられた患者の実話。エイズ、鳥インフルエンザなど、伝染病の恐怖におびえる現代人にも、多くの問いを投げかけている。

この本の目次

第1章 物語の発端(事件以前のメアリー
チフス患者の発生 ほか)
第2章 公衆衛生との関わりのなかで(腸チフス
チフスと戦争 ほか)
第3章 裁判と解放(法的な問題
「チフスのメアリー」の露わな登場 ほか)
第4章 再発見と、その後(自由になって
恋人の死 ほか)
第5章 象徴化する「チフスのメアリー」(一般名詞化するメアリー
勝ち馬に乗る歴史 ほか)

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