12人の現代女性が読む
新しいダザイ

佐藤江梨子、山崎ナオコーラ、西加奈子、雨宮処凛、津村記久子、辛酸なめ子、香山リカ、平安寿子、井上荒野、中沢けい、太田治子、高田里惠子が読む、新しいダザイ。

女が読む太宰治
  • シリーズ:ちくまプリマー新書
  • 定価:714円(税込)
  • Cコード:0295
  • 整理番号:109
  • 刊行日: 2009/05/07
  • 判型:新書判
  • ページ数:128
  • ISBN:978-4-480-68812-5
  • JANコード:9784480688125
雨宮 処凛
雨宮 処凛

アマミヤ カリン

1975年、北海道生まれ。97年、右翼団体に入会。98年、愛国パンクバンド「維新赤誠塾」結成、ボーカルをつとめる。99年、その活動がドキュメンタリー映画「新しい神様」(監督・土屋豊)となる。以後、右翼団体は脱会。2000年、自伝『生き地獄天国』(太田出版、ちくま文庫)を出版し、デビュー。著書に『自殺のコスト』『生きさせろ!――難民化する若者たち』(太田出版 日本ジャーナリスト会議JCJ賞受賞)、『バンギャル ア ゴーゴー』(講談社)、)、)、『右翼と左翼はどうちがう?』(河出書房新社)など。現在は新自由主義の中、生活も職も心も不安定さに晒される人々(プレカリアート)の問題に取り組み、取材、執筆、運動中。「反貧困ネットワーク」副代表。フリーター全般労働組合賛助会員。

香山 リカ
香山 リカ

カヤマ リカ

1960年北海道生まれ。東京医科大学卒業。精神科医。立教大学現代心理学部映像身体学科教授。豊富な臨床経験を生かして、様々なメディアで発言を続けている。著書に、『セックスがこわい』(筑摩書房)、『〈私〉の愛国心』『テレビの罠』(共にちくま新書)、『〈いい子〉じゃなきゃいけないの?』(プリマー新書)、『〈雅子さま〉はあなたと一緒に泣いている』(ちくま文庫)など多数。

辛酸 なめ子
辛酸 なめ子

シンサン ナメコ

1974年東京生まれ。埼玉育ち。武蔵野美術大学短期大学部在学中、1994年、ゴメスマンガグランプリGOMES賞を受賞。以後、漫画、イラスト、コラム執筆など多彩に活躍する。著書に『ニガヨモギ』『道徳の時間』『ほとばしる副作用』『おでかけセレビッチ』『消費セラピー』『女修行』『片付けられない女は卒業します』など。

高田 里惠子
高田 里惠子

タカダ リエコ

1958年神奈川県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、桃山学院大学教授。専門はドイツ文学・日本におけるドイツ文学研究の歴史。著書に『グロテスクな教養』(ちくま新書)、『文学部をめぐる病い??教養主義・ナチス・旧制高校』(松籟社、ちくま文庫)、『学歴・階級・軍隊??高学歴兵士たちの憂鬱な日常』(中公新書)、翻訳にペーター・スローターダイク『魔の木』(共訳、岩波書店)がある。

津村 記久子
津村 記久子

ツムラ キクコ

1978年大阪生まれ。2005年「マンイーター」で第21回太宰治賞を受賞、『君は永遠にそいつらより若い』(同作品を改題、筑摩書房)でデビュー。『ミュージック・ブレス・ユー!!』(角川書店)で野間文芸新人賞を、『ポトスライムの舟』(講談社)で第140回芥川賞を受賞。他の著書に『カソウスキの行方』(講談社)、『婚礼、葬礼、その他』(文藝春秋)、『アレグリアとは仕事はできない』(筑摩書房)、『八番筋カウンシル』(朝日新聞出版)がある。

西 加奈子
西 加奈子

ニシ カナコ

1977年、テヘラン生まれ。その後、エジプト、大阪で育つ。関西大学法学部卒業。2004年、『あおい』でデビュー。2005年、『さくら』が大ベストセラーになる。2007年、『通天閣』で織田作之助賞を受賞。小説作品には『きいろいゾウ』、『しずく』、『こうふく あかの』、『こうふく みどりの』、『うつくしい人』がある。その他、絵本に『絵本きいろいゾウ』、エッセイに『ミッキーかしまし』がある。2007年、『通天閣』で第24回織田作之助賞受賞。

この本の内容

座右の書、作家道、芸人魂、恥かしがり方、熱狂の冷まし方、愛され方、自己演出法、妻のあり方、読書でイク法、小説の書き方、読者の選び方。たとえ反面教師であれ、ぜんぶ彼が教えてくれた!12人の現代女性が読む新しいダザイ。

この本の目次

他人のフリして我がフリ治せ―「グッド・バイ」ほか(佐藤江梨子)
嘘だから―「駈込み訴え」(山崎ナオコーラ)
皮膚と心とサザエと、この世界―「皮膚と心」(西加奈子)
マヌケな響きと「戦争」―「トカトントン」(雨宮処凛)
遍歴の向こうの景色―「富嶽百景」(津村記久子)
愛され太宰の一生―「人間失格」ほか(辛酸なめ子)
冷たい人なのに、好きになってしまう―「人間失格」ほか(香山リカ)
入り込み、入り込まれることの恍惚と動揺―「女生徒」(平安寿子)
サバイブする妻たち―「ヴィヨンの妻」「おさん」(井上荒野)
「津軽」無事へのまなざし―「津軽」ほか(中沢けい)
男と女は変わらない―「千代女」ほか(太田治子)
草葉の陰でそっと泣け―「眉山」(高田里惠子)

読者の感想

2009.6.09 夏の雨

太宰の魅力は色々あると思いますが、なんといっても「太宰だけが私のことを理解してくれる」みたいな、大きな誤解が彼の文学の魅力だと思います。
それが若者の孤独に合う。

太宰がもてたのも、そういうところかもしれません。
母性本能がくすぐられるのでしょうね。

本書の書評全文はblog「ほん☆たす」でご覧頂けます。
http://hontasu.blog49.fc2.com/blog-entry-221.html

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