友達がいないということ

小谷野 敦

ひとりでも生きていける

「便所めし」という言葉があるが、友達がいないということは、「もてない」よりもつらいかもしれない。文学作品を始め、さまざまな視点から描く、ネット時代の友達論。

友達がいないということ
  • シリーズ:ちくまプリマー新書
  • 858円(税込)
  • Cコード:0295
  • 整理番号:159
  • 刊行日: 2011/05/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:192
  • ISBN:978-4-480-68860-6
  • JANコード:9784480688606
小谷野 敦
小谷野 敦

コヤノ トン

1962年茨城県生まれ。本名読み・あつし。東京大学文学部英文科卒、同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了、学術博士。1990−92年、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学に留学。大阪大学助教授、東大非常勤講師などを経て、作家、文筆家。著書に『もてない男』『バカのための読書術』(ちくま新書)、『〈男の恋〉の文学史』(朝日選書)、『日本売春史』(新潮選書)、『聖母のいない国』(河出文庫、サントリー学芸賞受賞)、『恋愛の昭和史』(文春文庫)、『現代文学論争』(筑摩選書)ほか多数。小説に『悲望』『童貞放浪記』(幻冬舎)、『母子寮前』(文藝春秋、芥川賞候補)などがある。

この本の内容

「便所めし」という言葉がある。友達がいないということは、なかなか人に言えないことだ。「もてない」よりも、場合によってはつらいことだ。文学作品を始めさまざまな視点から描く、ネット時代の友達論。

この本の目次

第1章 友達にだって片思いはある
第2章 虚構としての友達物語
第3章 友達関係はホモソーシャル
第4章 友情か、正義か
第5章 「いじめ」のことなど
第6章 友達は面倒でもある
第7章 ネット時代の友達論
第8章 孤独な人々のための読書
終章 「あきらめ」と「明日」

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可