なぜ男は女より多く産まれるのか ─絶滅回避の進化論

吉村 仁

すべては生き残りのため

すべては「生き残り」のため。競争に勝つ強い者ではなく、環境変動に対応できた者のみ絶滅を避けられるのだ。素数ゼミの謎を解き明かした著者が贈る、新しい進化論。

なぜ男は女より多く産まれるのか ─絶滅回避の進化論
  • シリーズ:ちくまプリマー新書
  • 858円(税込)
  • Cコード:0245
  • 整理番号:177
  • 刊行日: 2012/04/04
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:192
  • ISBN:978-4-480-68879-8
  • JANコード:9784480688798
吉村 仁
吉村 仁

ヨシムラ ジン

1954年神奈川県生まれ。ブリティッシュ・コロンビア大学研究員、インペリアル・カレッジ個体群生物学センター研究員などを経て、現在は静岡大学創造科学技術大学院教授(工学部システム工学科兼務)およびニューヨーク州立大学併任教授、千葉大学客員教授。専門は数理生態学で、主に進化理論を研究している。1987年に発表した環境不確定性の論文が、進化理論研究の第一人者、英国のメイナード・スミスらが書いた 「Nature」誌のレビューに引用され欧米で一躍注目を集めた。著書に、『強い者は生き残れない――環境から考える新しい進化論』(新潮選書)、 『素数ゼミの謎』(文藝春秋)、『17年と13年だけ大発生? 素数ゼミの秘密に迫る!』(サイエンス・アイ新書)、『生き残る生物 絶滅する生物』(日本実業出版社、共著)などがある。

この本の内容

すべては「生き残り」のため。競争に勝つ強い者ではなく、環境変動に対応できた者のみが絶滅を避けられるのだ。素数ゼミ、チョウ、人間らの「そこそこ」「負けない」戦略から、“絶滅回避”を第一原理とする新しい進化論を展開する。

この本の目次

第1章 素数ゼミと絶滅回避の進化
第2章 生きものの数の不思議―「幾何平均」で考える
第3章 リスクへの適応―生き残りの原理
第4章 男子が多く生まれる訳―絶滅回避の原理
第5章 生きものたちの共生―「競争」か「協力」か
第6章 絶滅を避けるための行動

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