マラルメ全集 全5巻セット
フランス象徴主義を代表する詩人にして理論家、文学の根源へ秀徹した眼を注ぎ、二十世紀文学の行方に決定的な衝撃を与えた文人の、詩・批評書簡を初めて集大成。
2015.7.10 悲愴の黒い猫
25歳時に第一巻を購入し、そのフォルムに満足しておりました。
本棚の肥やしにしては余りに高額な過ぎた買い物です。
しかしページをめくってしまえば、その価格は本当に大した額でないことを感じます。
それ以前に古本屋とAmazonでマラルメの詩が掲載された旧筑摩全集やらを購入し愛読しておりましたが、旧文語表現は若い自分に難しく、読み飛ばしがちな作品もいくつかありました。
この全集の価値は、改訳された詩以上にその解説本にあると思います。
お陰で旧訳で読まなかった作品にも目が向きました。
おそらく僕は趣味でマラルメと生涯付き合っていくでしょうから、この本は究極の入門書にして最も詳細な解説本と認識しています。
本書を基点に、他訳、究極は原文に辿る長いマラルメ道を歩むことができると思います。
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