近代ヤクザ肯定論  ─山口組の90年

宮崎 学

史上最大のヤクザ組織、
山口組の歴史と実態に迫る!

ヤクザはなぜ存在する? 神戸港の最下層のなかから立ち上がった山口組。巨大集団となった現在まで、90年にわたる歴史をとおし、日本社会とヤクザの関係に迫る。

近代ヤクザ肯定論  ─山口組の90年
  • シリーズ:単行本
  • 2,090円(税込)
  • Cコード:0036
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2007/06/25
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:400
  • ISBN:978-4-480-81828-7
  • JANコード:9784480818287
宮崎 学
宮崎 学

ミヤザキ マナブ

1945年京都生まれ。父は京都のヤクザ初代寺村組親分。早稲田大学中退。在学中は日本共産党系の学生運動に参加、対立する新左翼諸党派との武力衝突を最先頭で指揮。その後、実家の稼業である建築解体業や雑誌記者などをへて、1996年、自伝的作品『突破者』でデビュー。主な著書に『ヤクザと日本』(ちくま新書)、『近代ヤクザ肯定論』『暴力団追放を疑え』(以上、ちくま文庫)、共著書に『「暴力団壊滅」論』(筑摩書房)などがある。

著者に関する情報

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この本の内容

史上最大のヤクザ組織、山口組の歴史と実態に迫る!神戸の沖仲仕の群れから生まれた小さな組が、4万人の巨大軍団へと変貌をとげた、その原動力とは。

この本の目次

第1章 山口組の誕生―仲仕からヤクザへ
第2章 振興山口組の発展と衰退―米騒動から敗戦まで
第3章 闇市の混沌のなかから―窮民アウトローとしての出発
第4章 港の顔役―山口組の港湾支配
第5章 大衆芸能の裏側―美空ひばりと山口組
第6章 高度成長と全国制覇―頂点に立った山口組
第7章 被差別民の前楯、後楯―被差別部落・在日コリアン社会とヤクザ
第8章 対抗権力としての近代ヤクザ―山口組壊滅せず
第9章 近代ヤクザの変質と終焉―日本のヤクザが終わるとき

読者の感想

2007.8.29 東京RN

週刊誌的な興味本位のものでもなく、勿論平板な悪者論でもない、独自の論点であり、あっという間に読み終えた。独自性を目指した山口組が、時代や法律の壁によってかえって先鋭化、暴力化していったとの視点は、説得力があった。

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