馬・車輪・言語(上) ─文明はどこで誕生したのか
全世界30億人が使うインド・ヨーロッパ語。その言語を話していた祖先はどこにいたのか。なぜこれほど拡散できたのか? 言語学と考古学で文明誕生の謎に迫る。
- シリーズ:単行本
- 3,190円(税込)
- Cコード:0020
- 整理番号:
- 刊行日:
2018/05/28
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:四六判
- ページ数:416
- ISBN:978-4-480-86135-1
- JANコード:9784480861351
- 在庫 切れ中
今日、世界の30億人が話している言語は、印欧語族というグループにまとめられる。言語学者たちは、英語、ヒンディー語などそれぞれの言葉に分岐する前の祖先語の系譜をたどった。すると最も古い祖語の中に「馬」「車輪」「羊毛」といった単語が現れる。その言葉を話していた人びとは、そもそもどこにいたのか?なぜ今日これほどまでに拡散できたのか?歴史言語学者が指し示した言語の化石を、考古学者は遺跡から発掘する。馬の家畜化、騎乗、車輪の痕跡を追跡し、たどりついたのはメソポタミアでもエジプトでもなかった―。文明誕生の契機は農耕の発明とされてきたが、人類の文明化、文明の拡大をもたらした真の要因とは何か?ユーラシア全域を股にかけ、文明誕生前夜の世界を生き生きと描き出す。考古学の壮大なる挑戦。
1 言語と考古学(母言語がもたらす期待と政治
死語をどう再構築するか
印欧祖語の最後の話し手―言語と時代1
羊毛、車輪、印欧祖語―言語と時代2
印欧祖語の原郷の場所―言語と場所 ほか)
2 ユーラシア・ステップの開放(死滅した文化を再構築する方法
最初の農耕民と牧畜民―黒海・カスピ海の新石器時代
牝牛、銅、首長
馬の家畜化と乗馬の起源―歯の物語
古ヨーロッパの終焉とステップの台頭)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
歳
公開可 公開不可