近代日本の社会経済学

八木 紀一郎

日本の経済学の独自の貢献と伝統はあるだろうか。明治維新から第二次大戦までの経済思想史。近代日本の経済思想のオリジナリティーを探る刺激的な書下し。

近代日本の社会経済学
  • シリーズ:単行本
  • 5,280円(税込)
  • Cコード:3033
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1999/05/25
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:A5判
  • ページ数:264
  • ISBN:4-480-86707-4
  • JANコード:9784480867070

この本の内容

近代化への知的世界を築いた福沢諭吉・柳田国男・河上肇。世界的同時代性の水準に到達した石橋湛山・高田保馬・山田盛太郎・笠信太郎・柴田敬。彼らの課題は今なお我々の中に生きているという社会経済史の刺激的な書下し。

この本の目次

第1章 日本における経済学の導入と制度化―プロローグ
第2章 文明論の時間軸―福沢諭吉と経済学
第3章 近代日本の空間構造―柳田国男のルーラルエコノミー
第4章 近代日本の心情と経済学―河上肇の未決監
第5章 極東における新自由主義―石橋湛山とケインズ
第6章 社会的なるものの経済学への導入―高田保馬における経済と社会
第7章 日本資本主義とマルクス経済学―山田盛太郎の『日本資本主義分析』
第8章 戦時経済と経済改革―笠信太郎と柴田敬
第9章 経済学者たちの回転ドア―エピローグ
補論 開発主義と動員現象―近代日本における市民社会問題

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