ちくま文庫 オリジナル・アンソロジー刊行開始 現代マンガ選集 ちくま文庫

イラストA
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推薦のことば

日本の漫画は尖ったアートであり社会風刺であり文学でありながら、
最高のエンタメでもあった。そのアクロバティックな表現形態が
生み出してきた作品たちのなんと多様なことか。
「MANGAはクール」 とか言っている昨今の英国の若者たちにも
ぜひ読ませたい。日本のMANGAはアナーキーなのである。
ブレイディみかこ
生きていると、思ってもみないことが起きる。
で、マンガを読んでいると、思ってもみないことだと思っていたことが
平然と描かれていて驚く。
マンガはいつも、想像力のその先で鎮座している。
武田砂鉄

推薦のことば

本選集は、1960年代以降半世紀にわたる日本の「現代マンガ」の
流れを新たに「発見」する試みです。マンガ表現の独自性を探り、
「本物」を選りすぐって、時代を映すマンガの魂に迫ります。
8つのテーマに基づいて、決定的な傑作、知られざる秀作を集め、
日本の社会と文化の深層をここに浮かびあがらせたいと思います。
中条省平
〈本物〉のマンガを一望する! 全8巻 20年5月から20年12月まで刊行 責任編集:中条省平

マンガに技法的な革新をもたらした 作家・作品を集めます。

表現の冒険

中条省平

【収録作品】
森章太郎「待つ」/岡田史子「ガラス玉」/つげ義春「ねじ式」/林静一「赤とんぼ」/佐々木マキ「かなしい まっくす」/長谷邦夫「ルパン二世」/ダディ・グース「砦の下に君が世界を Macbeth ’69!」/みなもと太郎「ホモホモ7只今参上」/真崎・守「挽歌・子守歌」/宮谷一彦「人力死行機」/安部慎一「猫」/上村一夫「おんな昆虫記」/赤塚不二夫「実物大のバカボンなのだ」/谷岡ヤスジ「ベロべーマン」/小池桂一「母をたずねて三千里」/高野文子「病気になったトモコさん」/松本大洋「だみだこりゃ」/西岡兄妹「林檎売りの唄」

ISBN:978-4-480-43671-9  定価:本体800円+税

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ギャグマンガを中心にして、しかし、ジャンルにこだわらない
〈笑い〉の諸相を追求!

破壊せよ、と笑いは言った

斎藤宣彦

【収録作品】
森章太郎「テレビ小僧」「さるとびエッちゃん」/つのだじろう「ブラック団」/長谷邦夫「ライク ア エロチック コミック ストリップ」/赤塚不二夫「ギャグゲリラ」/和田誠「007 贋作漫画集」/佐々木マキ「見知らぬ星で」/ 東海林さだお「新漫画文学全集」/秋竜山「Oh☆ジャリーズ」/滝田ゆう「寺島町奇譚」/水木しげる「新、あり地獄」/橋本治「とめてくれるなおっかさん」ポスター、「東大版博徒列伝」/谷岡ヤスジ「ヤスジのメッタメタガキ 道講座」/ダディ・グース「貧乏くじをぼくが引く!」「月光仮面暗殺物語り」/赤瀬川原平「櫻画報」/山上たつひこ「喜劇新思想大系」/林静一「火の玉怨歌」/谷川晃一「鏡面と修羅」/高信太郎・佐伯俊男「情念魔我人版 天才ばかぼん」/杉浦茂「ブリーフ補佐官」/いしいひさいち「バイトくん」/大矢ちき「ぼくのすてきなポシイおばさん」/高野文子「ウェンディのクリスマス」

ISBN:978-4-480-43672-6  定価:本体800円+税

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日常、家族、身辺雑記。
世界を新たな「低い目線」から捉える作家・作品を集めます。

日常の淵

ササキバラ・ゴウ

【収録作品】
楠勝平「暮六ツ」/滝田ゆう「寺島町奇譚」/つげ義春「チーコ」/永島慎二「仮面」/つげ忠男「或る風景」/鈴木翁二「東京グッドバイ」/安部慎一「やさしい人」/水木しげる「昭和百四十一年」/つりたくにこ「僕の妻はアクロバットをやっている」/やまだ紫「性悪猫」/近藤ようこ「ものろおぐ」/高野文子「午前10:00の家鴨」/池辺葵「ねえ、ママ」/安達哲「バカ姉弟」/いましろたかし「盆堀さん」

ISBN:978-4-480-43673-3  定価:本体800円+税

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SFに包括される問題系をできるだけ広く捉え、
ラディカルに世界解釈の枠組みを解体する作家・作品を集めます。

異形の未来

中野晴行

【収録作品】
水木しげる「サイボーグ」/山上たつひこ「そこに奴が…」/あすなひろし「300,000Km./sec.」/萩尾望都「ポーチで少女が小犬と」/いしかわじゅん「至福の街」/とり・みき「P」/吉田秋生「アカプルコ・ゴールド」/手塚治虫「レボリューション」/諸星大二郎「ぼくとフリオと校庭で」/浦沢直樹「Return」

ISBN:978-4-480-43674-0  定価:本体800円+税

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今後の刊行予定

以下、不定期刊行予定

9月刊行

俠気(おとこぎ)と肉体の時代

夏目房之介 編

格闘技、スポーツ、アクションなどを題材とし、〈肉体の時代〉の展開を映しだす。

10月刊行

悪の愉しみ

山田英生 編

悪、犯罪、暴力、そしてエロティシズム。影の領域に挑んだ作家・作品をまとめる。

11月刊行

恐怖と奇想

川勝徳重 編

ホラー、ファンタジー、奇妙な味、ブラックユーモアを色濃く帯びた作品を重視する。

12月刊行

少女たちの覚醒

恩田陸 編

少女マンガの革新を起点にして、女性マンガの展開を扱う。