17年2月開講分

全5回予定

「子どもたちに語る日中二千年の歴史」
 小島毅(東京大学教授)

日本の歴史は中国抜きには語れません。私たちは古来より、かの大国に憧れ、そこから多くを学び、しのぎを削ってきました。なぜ今日、「畏敬」と「軽蔑」とが同居するような、分裂した感情を抱くようになってしまったのでしょうか。
「不幸な歴史」をもたらした経緯を理解し、これからの中国との「正しい」付き合い方を考えるため、中国思想の第一人者に日中関係の転換点を学びます。

第1回 2017年2月11日(土)15:00-17:00 邪馬台国から遣唐使の時代
第2回 2017年2月18日(土)15:00-17:00 唐風から宋風へ:五山文化の時代
第3回 2017年3月11日(土)15:00-17:00 日本銀が世界経済を動かす:安土桃山時代
第4回 2017年3月25日(土)15:00-17:00 狭い窓口、深い関心:江戸時代
第5回 2017年4月1日(土)15:00-17:00  あこがれから軽蔑へ:近代

高校生は無料で参加いただけます。大学での授業が体験できる機会としてご活用ください。ただし高校生も申し込みが必要です。


小島毅(こじま・つよし)

会場

〒111-8755 東京都台東区蔵前2-5-3
株式会社筑摩書房 4F
都営地下鉄浅草線 蔵前駅より 徒歩1分
都営地下鉄大江戸線 蔵前駅より 徒歩5分
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小島毅(こじま・つよし)

小島毅(こじま・つよし)
1962年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。専攻は中国思想史。著書に『朱子学と陽明学』『増補 靖国史観』(以上、ちくま学芸文庫)、『中国思想と宗教の奔流』(講談社)など。

16年12月開講分

全2回予定

歌舞伎座×ちくま大学
「シェイクスピアと蜷川幸雄」(前編/後編)
講師:松岡和子(『シェイクスピア全集』翻訳者)

本年5月に惜しくも逝去した演出家・蜷川幸雄のライフワークの一つがシェイクスピア全作品の演出でした。
松岡和子氏は、あと5作品を残して蜷川が亡くなるまで、舞台公演と歩調を合わせ「座付き」翻訳者として蜷川の仕事を見てきました。
20年にわたってシェイクスピア全作品の翻訳を続ける松岡氏が、作品の奥深さと、それを魅力的な舞台に仕立てた蜷川幸雄の仕事について、知られざる多くのエピソードを交えて語ります。

*後編12/10(土)分のお申込み受付は、11/26(土)会場優先受付、11/27(日)より一般受付開始とさせていただきます。

松岡和子(まつおか・かずこ)

松岡和子(まつおか・かずこ)
1942年旧満州新京生まれ。東京女子大学英文科卒業。東京大学大学院修士課程修了。翻訳家・演劇評論家。訳書に『シェイクスピア全集』(ちくま文庫、刊行中)、著書に『快読シェイクスピア 増補版』(ちくま文庫、河合隼雄氏との共著)『深読みシェイクスピア』(新潮選書)ほか。

この講座は各回とも締切りました

全1回予定

「ピカソーー天才の秘密と死のイメージ」
高階秀爾(大原美術館館長/東京大学名誉教授)

  • 日時:10月27日(木)19:00〜20:30

20世紀を代表する画家パブロ・ピカソの作品には生涯「死のイメージ」がつきまとっている。
彼が脅え、描かずにはいられなかった「死」とはいったい何なのか?
『ピカソ 剽窃の論理』『20世紀美術』『日本人にとって美しさとは何か』等の著書がある第一人者、高階秀爾氏がピカソ作品を具体的に読み解きながら、その謎に迫ります。

高階秀爾(たかしな・しゅうじ)</

高階秀爾(たかしな・しゅうじ)
1932年東京生まれ。東京大学教養学部卒業、東京大学教授、国立西洋美術館館長を経て、現在、大原美術館館長。『ルネッサンスの光と闇』(芸術選奨)など多数の著書、ウイント、ケネス・クラークの翻訳などでも知られる。近著に『日本人にとって美しさとは何か』(筑摩書房)。

この講座は各回とも締切りました

全1回予定

現場から読む『家族幻想』
杉山春(ルポライター)×鈴木秀洋(日本大学准教授)

  • 日時:9月2日(金)19:00〜20:30

いま、「家族」はいかにして可能なのか
 杉山春著『家族幻想―「ひきこもり」から問う』(ちくま新書)は今年1月に刊行され、長年にわたる「ひきこもり」の取材をもとに、現代に巣食う「家族の絆」という神話に疑問符を突きつけ、大きな話題となりました。
 本イベントでは、行政という現場から虐待、DV問題に取り組み、斬新で、具体的な地域の見守り制度を作り上げてきた鈴木秀洋氏が、著者の杉山春氏とともに『家族幻想』を読み解きます。
 人はなぜ、「家族幻想」に惹かれるのか。今、「家族」がどのように変化をしているのか。地域に求められる支援はどのように変化しているのか。新しい人の関係性はどのように作られるのか。
 近代家族モデルが限界を露呈している現代において、あらたな家族のかたちを語りあいながら探ります。

杉山春(すぎやま・はる)
1958年生まれ。雑誌記者を経て、現在、フリーのルポライター。生活保護家庭で育った青年たちの支援にも携わる。
著書には、『ルポ 虐待』『家族幻想』(いずれもちくま新書)、『ネグレクト』(小学館、小学館ノンフィクション賞受賞)、『移民環流』『満州女塾』(いずれも新潮社)がある。
鈴木秀洋(すずき・ひでひろ)
日本大学危機管理学部准教授。文京区男女協働・子ども家庭支援センター課長を経て、現職。
性的マイノリティへの差別を含む人権侵害を禁止する文京区男女平等参画推進条例の立案を担当。
条例制定後は具体的施策展開として相談の充実、LGBT(性的マイノリティ)啓発カードの作成、職員・教員研修等を担当のほか地域、学会、他自治体等で幅広く具体的施策展開の根拠・必要性について啓発・講演を重ねる。
児童虐待及びDV相談・対応の課長も兼務。人々の安全・安心が守られる社会を目指す。

この講座は各回とも締切りました

全6回予定

生誕百年 ジェイン・ジェイコブズの思想と行動

  • 日時:1月22日/2月19日/3月18日/4月22日/5月27日/
    7月8日(金)19:00〜20:30

公共事業や工場誘致、国の交付金に頼っていては地域の発展はない。
それどころかその「副作用」によって、地域自体が死んでしまいかねない。
真の豊かさは、それぞれの地域が自らの「らしさ」を利用し、住民の創意を
生かした経済活動を行っていかなければ手に入れることができない。

いまや常識ともなっているこうした考え方をいち早く唱えたのが、
アメリカの在野の思想家ジェイン・ジェイコブズでした。
1960年代に大規模再開発により街が「死んで」いく過程を
観察したジェイコブズは、街や地域が生み出すダイナミズムに注目し、
古今東西の無数の例から、経済が発展・衰退する鍵を探り出してゆきます。
その成果は、著書『アメリカ大都市の死と生』『発展する地域衰退する地域』
などにまとめられ、多くの読者に支持されてきました。

2016年は、そんなジェイン・ジェイコブズ生誕百年の年。
ちくま大学ではそれを記念して、彼女の仕事の意義を、
都市計画、経済学、さらには倫理学の観点から、検討してゆきます。

講師陣は、塩沢由典氏(理論経済学)、宮崎洋司氏(都市計画)、平尾昌宏氏(倫理学)の3氏。

6回の講義と2回のフィールド・ワークを通じて、
ジェイコブズの思想を体感していただけることでしょう。

第1回 1/22(金) 19:00〜20:30 「都市思想家としてのジェイコブズ」宮崎洋司
フィールド・ワーク(1) 2/6(土) 昼頃 蔵前周辺 塩沢由典・宮崎洋司
第2回 2/19(金) 19:00〜20:30 「経済思想家としてのジェイコブズ」塩沢由典
第3回 3/18(金) 19:00〜20:30 「倫理思想家としてのジェイコブズ」平尾昌宏
フィールド・ワーク(2) 4/2(土) 昼頃 田園調布→自由が丘 塩沢由典・宮崎洋司
第4回 4/22(金) 19:00〜20:30 「ジェイコブズ以後の都市計画」宮崎洋司
第5回 5/27(金) 19:00〜20:30 「ジェイコブズ以降の経済学」塩沢由典
研究レポート提出 6/16(木)頃 ※講義はなし
第6回 7/8(金) 19:00〜20:30 「研究報告と講師コメント」塩沢由典・宮崎洋司 ※フィールド・ワークの会は参加費不要です(数百円程度の傷害保険料がかかります)。 ※フィールド・ワークのみのお申し込みはできません。

塩沢由典(しおざわ・よしのり)
大坂市立大学名誉教授、前中央大学教授。
専門は理論経済学。「複雑系経済学」の提唱者として広く知られる。
著書『関西経済論』は、ジェイン・ジェイコブズの経済思想をベースに展開したもの。
宮崎洋司(みやざき・ひろし)
専門は都市計画。著書に『共同ビル計画論』(1992)、『都市再生の合意形成学』(2008)、
『都市の本質とゆくえ/J.ジェイコブズと考える』(共著2011)などがある。
立命館大学など多くの大学で講師を務める。
平尾昌宏(ひらお・まさひろ)
専門は倫理学。著書に『愛とか正義とか』(2013)、
『哲学するための哲学入門――シェリング』(2011)などがあり、現在スピノザの全集の編集に携わっている。
立命館大学などで講師を務める。

この講座は各回とも締切りました

全5回予定

ヒト遺伝子の謎に迫る
——チンギス・ハンの秘密(先着30名)

  • 日時:11月27日12月4日1月15日
    1月29日2月12日(金)19:00〜21:00

近年のゲノム研究の進展で、ヒトの遺伝子について
興味深いことが次々に明らかになっています。
たとえば、現生人類(ホモ・サピエンス)は
7〜8万年前にアフリカから外へと拡散したと
考えられていますが、その後の遺伝子を見ると、
ヨーロッパ大陸でもアジア大陸でもmtDNAより
Y染色体の多様性が低いのです。

どうやら特定の男性の系統に集約されている——アジア大陸での
それはチンギス・ハンではないか、とする研究結果が
出されており、その男性がチンギス・ハンかどうかは
さておき、「強力な権力と一夫多妻制が遺伝的多様性に影響した」
という点で多くの研究者から支持されているのです。

なぜそう言えるのでしょうか。
ゲノム・遺伝子・DNAなど、わかったつもりでいても
正確な理解が難しい遺伝学の基礎を説明し、
最も重要な「中立進化」の考え方を解説します。
われわれヒトがいかにして世界中に広がってきたのか、
その過程で何を背負ってきたのかを、
最新研究に基づき、誰にでもわかりやすく、徹底解説します。
(1回120分×全5回)

各回の講義内容

太田博樹(おおた・ひろき)

太田博樹(おおた・ひろき)
1968年生まれ。1997年東京大学・大学院理学系研究科にて博士(理学)修得。日本学術振興会特別研究員として1999年から2年間ドイツ・マックスプランク進化人類学研究所でsex-biased migrationに関する人類集団遺伝学を展開。2001年から4年間イェール大学医学部にて博士研究員。2005年から東京大学・大学院新領域創成科学研究科・先端生命科学専攻・人類進化システム分野の助教を務めた後、2010年より北里大学医学部解剖学研究室・准教授。専門はゲノム人類学。著書『ヒトは病気とともに進化した』(共編著、勁草書房、2013年)など。

この講座は各回とも締切りました

全6回予定

21世紀の資本主義を考える
―ピケティブームを超えて(先着30名)

  • 日時:6月5日7月3日8月7日9月4日/
       10月2日11月6日(金) 19 : 00~20 : 30
  • 受講料各回:一般:2,000円(税込)*会場にてお支払い下さい。

経済学はよき社会の実現を目指すロマンティックかつ現実的な学問です。ピケティやマルクス、ケインズ、シューマッハーらの議論に学びながら、これからのあるべき経済社会の姿を描いてゆきます。
第六回目の内容:GDP600兆円達成の目標を掲げる安倍政権。しかし、GDPで社会の豊かさを測ることなどできない、というのが世界の常識。国連のHDI、OECDのBetter Life Indexなどの議論から、現在の日本に真に必要な経済政策を検討します。

前回までの講義内容

石田英敬(いしだ・ひでたか)

中村達也(なかむら・たつや)
経済学者。中央大学名誉教授。東京外国語大学で伊東光晴氏に、一橋大学大学院で都留重人氏に師事した。理論としての経済学ではなく、マーシャル以来の、人間や社会を研究する学問としての経済学を追究し続けている。著書に『歳時記の経済学』、『ガルブレイスを読む』など、訳書にサロー、ハイルブローナー、ガルブレイス著『現代経済学』などがある。読書家ともして知られ、毎日新聞などの書評担当を長くつとめた。

この講座は各回とも締切りました

全6回予定

石田英敬先生
大人のためのメディア論講義(先着30名)

  • 日時:2月13日(金) 19 : 30~21 : 00
  • 受講料各回:一般:2,000円(税込) 学生:1,000円(税込)
    *会場にてお支払い下さい。*学生の方は学生証をお持ち下さい

「メディア」とは何だろうか? われわれと敵対するものなのか? 我々の側に寄り添えるものなのか? われわれは果たして「メディア」の奴隷から脱却し、「意識」の主となることは可能なのか?
全六回の講座で、「記号」のそもそもの始まりからさかのぼり、あなたのメディアリテラシーを「完全」にします!

講義の様子はこちら

石田英敬(いしだ・ひでたか)

石田英敬(いしだ・ひでたか)
1953年、千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授(大学院情報学環兼担)。東京大学人文科学研究所退学、パリ第10大学博士課程修了。東京大学大学院総合文化研究科教授(大学院情報学環兼担)。専攻、記号論・メディア論・言語動態研究。特に19世紀以降のメディア・テクノロジーの発達と人間文明の関係をテーマに研究。編訳書に『ミシェル・フーコー思考集成(全10巻)』、『フーコー・コレクション(全6巻+ガイドブック)』、著書に『現代思想の教科書─世界を考える知の地平15章』(以上、全て筑摩書房刊)

この講座は各回とも締切りました

全3回予定

五木寛之先生 再・学問のすすめ(先着40名)

  • 日時:10月31日,11月21日,12月19日(金)19:00~21:00
  • 受講料各回:2000円(税込)
    *会場にてお支払い下さい。

中高年になってからの「学び」とは――。長寿化とともに、気力・体力の充実した中高年が増えています。私たちは老いて何を学ぶのか。人間にとって学ぶとはどういうことか。本講座は、学問の源流を辿りながら、生き生きとした学問の悦びを説いていきます。さまざまな事象を根底から捉えなおし、学問の本質を説く、全3回の連続講座。

五木寛之(いつき・ひろゆき)

五木寛之(いつき・ひろゆき)
1932年福岡県生まれ。67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門』で吉川英治文学賞を受賞。81年より一時休筆して龍谷大学に学んだが、のち文壇に復帰。2002年に菊池寛賞を、04年には仏教伝道文化賞、09年にはNHK放送文化賞、10年『親鸞』が毎日出版文化賞を受賞し、ベストセラーとなった。

この講座は各回とも締切りました

受講会場:
〒111-8755 東京都台東区蔵前2-5-3
株式会社筑摩書房 4F

会場までのアクセス:
都営地下鉄浅草線 蔵前駅より 徒歩1分
都営地下鉄大江戸線 蔵前駅より 徒歩5分
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アクセスマップ

過去の講座風景

  • 2016/6/18開講 歌舞伎座×ちくま大学「江戸食文化紀行」 講師:飯野亮一先生(服部栄養専門学校理事・講師)
  • 21世紀の資本主義を考える ーピケティブームを超えて 講師:仲間浦達也先生(中央大学名誉教授)
  • 9/10開講「大人のためのメディア論講義 第1回」講師:石田英敬先生(東京大学大学院総合文化研究科教授)
  • 6/27開講「メディアではわからないグローバル経済の実態」講師:福田邦夫先生(明治大学商学部教授)