江戸絵画の不都合な真実

狩野 博幸

等身大の絵師たちを描く
まなざしの冒険

近世絵画にはまだまだ謎が潜んでいる。若冲、芦雪、写楽など、作品を虚心に見つめ、文献資料を丹念に読み解くことで、これまで見逃されてきた 真実 を掘り起こす。

江戸絵画の不都合な真実
  • シリーズ:
  • 1,980円(税込)
  • Cコード:0370
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2010/10/13
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:256
  • ISBN:978-4-480-01504-4
  • JANコード:9784480015044
狩野 博幸
狩野 博幸

カノ ヒロユキ

狩野 博幸(かの・ひろゆき):1947年福岡県生まれ。日本近世美術史家、前京都国立博物館名誉館員。九州大学文学部哲学科美学・美術史専攻卒業。同大学院博士課程中退。京都国立博物館を経て、同志社大学教授。専門は桃山絵画、江戸絵画。特に狩野派・長谷川派・琳派・18世紀京都画派が研究領域。京博時代は、数々の名企画展を手がけた。主な著書に、『目をみはる 伊藤若冲の『動植綵絵』』『狩野永徳の青春時代 洛外名所遊楽図屏風』(小学館アートセレクション)、『反骨の画家 河鍋暁斎』(新潮社 とんぼの本)などのほか、美術全集、美術展図録の解説など多数。

推薦のことば

特集 筑摩選書創刊一挙六点! 編集担当者が語る「この一冊」  

[全文を読む]

この本の内容

近世絵画にはまだまだ謎が潜んでいる!又兵衛、一蝶、若冲、蕭白、芦雪、岸駒、北斎、写楽を取り上げ、その作品を虚心に見つめ、文献資料を綿密に読み解くことで、社会的・政治的・文化的「不都合」として隠蔽された「真実」を掘り起こす。特異の絵師たちの等身大の人間性を深く掘り下げ、絵画に隠された意味を読み解く刺激的試み。

この本の目次

岩佐又兵衛―心的外傷の克服
英一蝶―蹉跌の真実
伊藤若冲―「畸人」の真面目
曾我蕭白―ふたりの「狂者」
長沢芦雪―自尊の顛末
岸駒―悪名の権化
葛飾北斎―富士信仰の裾野
東洲斎写楽―「謎の絵師」という迷妄

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可