利他的な遺伝子 ─ヒトにモラルはあるか
共感、信頼、情愛は
どうすれば育つのか
遺伝子は本当に「利己的」なのか。他人のために生命さえ投げ出すような利他的な行動や感情は、なぜ生まれるのか。ヒトという生きものの本質に迫る進化エッセイ。
- シリーズ:
- 1,760円(税込)
- Cコード:0345
- 整理番号:
- 刊行日:
2011/06/13
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:四六判
- ページ数:256
- ISBN:978-4-480-01522-8
- JANコード:9784480015228
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現代社会は利己主義がはびこっているように見える。しかし人は、しばしば自分の身を危険にさらしても他人を助けようとし、困っている人を助けたいと願う。この利他的な感情はどこから生まれてきたのだろうか。ヒトを利他行動に駆り立てるものは、本能なのか学習なのか。共感、信頼、情愛はどうすれば育てられるのか―。脳科学、遺伝学、分子生物学の最新知見を交え、ヒトという生物、ヒト社会の本質に迫る。
第1章 人の性格を読む
第2章 本能か学習か
第3章 行動と脳
第4章 ヒトを変える脳内物質
第5章 信頼と愛情を生みだすホルモン
第6章 人はなぜキレるのか
第7章 三歳児神話はほんとうか
第8章 利他性はどこからくるか
第9章 利他的な遺伝子
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