災害弱者と情報弱者 ─3・11後、何が見過ごされたのか
まなざしを向け続ける。
東日本大震災・原発事故をめぐる膨大な情報を精緻に解析、その偏りと格差、不平等を生み出す社会構造を明らかにし、災害と情報に対する新しい視座を提示する。
- シリーズ:
- 1,650円(税込)
- Cコード:0336
- 整理番号:
- 刊行日:
2012/07/12
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:四六判
- ページ数:224
- ISBN:978-4-480-01546-4
- JANコード:9784480015464
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東日本大震災・原発事故後、私たちはおびただしい量の情報に曝された。錯綜する情報は人びとの不信を誘発する一方、時間とともに被災者を置き去りにして移ろい、結果として社会的弱者を生み出していった。本書では、3・11後のマスメディアおよびインターネットの膨大な情報を精緻に解析、その偏りと格差、不平等を生み出す社会構造を明らかにし、「災害」と「情報」に対する新しい視座を提示する。
序章 おびただしい情報とどう向き合うか(情報の洪水のなかで
本書の視点)
第1章 災害弱者―3・11被害とその背景にある社会(現代社会におけるリスク分配と不平等
災害と災害弱者 ほか)
第2章 情報弱者―震災をめぐる情報の格差(被害格差、経済格差、情報格差―情報をめぐる二つの格差
震災・原発事故をめぐる情報格差 ほか)
第3章 震災後3カ月間の情報多様性(メディア上の議題を捉えること
情報空間の多様性―情報の渦のなかで ほか)
終章 「私たちが持つべき視点」の獲得に向けて(再び、弱者に関して
「いま議論すべきこと」は誰が決める?―議題設定と議題構築 ほか)
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