「日本型学校主義」を超えて ─「教育改革」を問い直す
18歳からの選挙権、いじめ問題、学力低下など激変する教育環境にどう対応すべきか。これまでの「改革」の功罪を検証し、現場からの処方箋を提案する。
ここ数年、日本の教育制度は大変貌を遂げつつある。その全体像を「日本型学校主義」という理念型を手がかりに、変化の動態として把握し理解する。「いじめ」や「体罰」、さらには「学力低下」や「教員不祥事」など、なぜ抜本解決に至らないのか。親の学校への満足度は高くない。国民は学校教育を改善するために協力したいと思っている。そのための制度的仕組みを考え、民主的な具体案を提示する。
プロローグ―「日本型学校主義」とは何か
第1章 学校と学びの精神
第2章 「与える教育」から「選ぶ教育」へ
第3章 和と競争の間で
第4章 世間を惑わす俗論
第5章 教師と学習者の関係
第6章 教育リーダーのあり方
第7章 学習者本位の教育を求めて
エピローグ―教育を変えるということ
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