掃除で心は磨けるのか ─いま、学校で起きている奇妙なこと

杉原 里美

素手トイレ掃除、「道徳」教育など、教育現場では奇妙なことが起きている。朝日新聞記者が政府関係者から教師、父母まで徹底取材。公教育の今を浮き彫りにする!

掃除で心は磨けるのか ─いま、学校で起きている奇妙なこと
  • シリーズ:
  • 1,650円(税込)
  • Cコード:0337
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2019/03/12
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:208
  • ISBN:978-4-480-01680-5
  • JANコード:9784480016805
杉原 里美
杉原 里美

スギハラ サトミ

1969年、長崎県生まれ。92年に朝日新聞社に入社。熊本支局、福岡本部報道センター社会部、東京本社くらし編集部、社会部・教育班などを経て、2018年4月から、朝日新聞専門記者(家族、教育分野などを担当)。家族をめぐる法律や社会保障、家計などを取材。『徹底検証 日本の右傾化』(筑摩選書)で教育分野を執筆。

この本の内容

いま、学校現場では奇妙なことが起きている。体操服の下に肌着を着てはいけない、生まれつきの茶髪でも黒に染めろといった、不合理な校則の数々。客観性に疑問符がつく「道徳」教科の成績評価。偽史「江戸しぐさ」にならった「○○しぐさ」の流行。掃除やマナー、挨拶など「心を磨く」活動が重視され、教え方の「マニュアル化」が進む。こうした動きを、第一線の記者が各地へ足を運び、多角的に取材。いま、教育現場で起きている「奇妙なこと」の全体像を浮かび上がらせる。子どもの教育に関心を持つすべての人に向けた緊急レポート!

この本の目次

第1章 心を磨く学校?(トイレ掃除で心を磨く
広がる「無言清掃」 ほか)
第2章 道徳の教科化(価値観の押し付け?
教師の力量で差 ほか)
第3章 家庭と地域への介入(学生が学ぶ「親学」
「親学」とは何か ほか)
第4章 教科書を統制する(歴史教科書のアンケート
大胆で大がかりな「採択運動」 ほか)
第5章 国のための子ども、経済のための子ども(家庭科で生き方誘導?
敵視された「性交人形」 ほか)

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