中国共産党、その百年

石川 禎浩

創立百周年を迎える中国共産党。いかにして超巨大政権党となったのか、この組織の中核的属性はどのように形作られたのか、多角的に浮き彫りにした最良の通史!

中国共産党、その百年
  • シリーズ:
  • 1,980円(税込)
  • Cコード:0322
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2021/06/15
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:384
  • ISBN:978-4-480-01733-8
  • JANコード:9784480017338
石川 禎浩
石川 禎浩

イシカワ ヨシヒロ

1963年生まれ。京都大学大学院文学研究科史学科修士課程修了後、京都大学人文科学研究所助手、神戸大学文学部助教授を経て、現在、京都大学人文科学研究所教授。京都大学博士(文学)。中国近現代史を専攻。著書に『中国共産党成立史』(岩波書店)、『革命とナショナリズム:1925-1945(シリーズ中国近現代史 3)』(岩波新書)、『赤い星は如何にして昇ったか』(臨川書店)、編著に『中国社会主義文化の研究』(京都大学人文科学研究所)、共訳書に『梁啓超文集』(岩波文庫)などがある。

この本の内容

二〇二一年で結党一〇〇年を迎える中国共産党。現在、約九二〇〇万の党員を擁する超巨大政権党だ。結党から三〇年足らずで中華人民共和国を建国し、七〇年以上にわたってこの国を統治してきた。「党がすべてを決定」「絶対服従」「鉄の規律」といった組織原理はいかにして形成され、最高指導者・毛沢東は、この党にどのような影響を与えたのか。世界史的な展開を視野に収めつつ、今日に至るまでの中国共産党の歩みを多角的に浮かび上がらせた最良の通史である。

この本の目次

第1章 革命の党の出発(「中国共産党」の起源
コミンテルン―中共DNAの来源 ほか)
第2章 権力への道(農村革命と中華ソヴィエト共和国―革命根拠地という場
長征―党自立への転機 ほか)
第3章 毛沢東とかれの同志たち(毛沢東を知ることの意味
毛沢東のパーソナリティ―どんな青年が共産党員になったのか ほか)
第4章 人民共和国の舵取り(巨大政権党の今昔
戦争の中の船出―新生国家の原体験 ほか)
第5章 革命を遠く離れて(脱文革の模索―何が中国共産党をもたせたか
「改革開放」の光と影―一九八九年の民主化運動 ほか)

読者の感想

2022.4.13 あーや

文章が、普通の主婦の私にも分かるように書かれていて、読みよい本でした。中国のことをこんな風に分かり易く解説してある本を読むのは初めてで、表だけでは判らないことの説明がとっても腑に落ちるように説明してあって、一気に読んでしまいました。もう一度ゆっくり読んでみたいと思います。

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