闘う図書館 ─アメリカのライブラリアンシップ
トランプ政権との対立、コロナの蔓延、デジタル化の波、格差の拡大――、民主主義の根幹を支えるアメリカ図書館界の奮闘を描く。
格差の拡大に直面する現代社会において、図書館はいかなる役割を担っているのか。「無料貸本屋」と揶揄されるイメージとは異なり、移民受け入れや崩壊するコミュニティの再生、オバマケアの窓口、デジタル化の最前線と、様々な場面で民主主義の根幹を支える拠点となってきた。予算をめぐってトランプ政権と対立するなど数々の危機を乗り越え、理念と現実の狭間でもがくアメリカ図書館界の知られざる奮闘を活写する。
序章 図書館がつくる民主主義
第1章 地域変革の触媒としての図書館
第2章 博物館・図書館サービス機構の誕生
第3章 インターネット時代の図書館
第4章 博物館・図書館サービス機構の発展
第5章 国と地方をつなぐ州図書館局
第6章 トランプvsアメリカ図書館
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