変容するシェイクスピア ─ラム姉弟から黒澤明まで

廣野 由美子 著 , 桑山 智成

元々は舞台の台本として書かれたシェイクスピア作品は、いかに形を変えて世界に広まったのか? 児童文学や映画等、翻案作品を詳細に分析し、多様な魅力に迫る。

変容するシェイクスピア ─ラム姉弟から黒澤明まで
  • シリーズ:
  • 1,760円(税込)
  • Cコード:0398
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2023/02/15
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:240
  • ISBN:978-4-480-01766-6
  • JANコード:9784480017666
廣野 由美子
廣野 由美子

ヒロノ ユミコ

廣野 由美子 (ひろの・ゆみこ): 一九五八年生まれ。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。京都大学文学部(独文学専攻)卒業。神戸大学大学院文化学研究科博士課程(英文学専攻)単位取得退学。学術博士。専門はイギリス小説。著書に、『批評理論入門』(中公新書)、『小説読解入門』(中公新書)、『深読みジェイン・オースティン』(NHKブックス)、『謎解き「嵐が丘」』(松籟社)、『ミステリーの人間学』(岩波新書)など。

桑山 智成
桑山 智成

クワヤマ トモナリ

�緕R 智成 (くわやま・ともなり): 一九七四年生まれ。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。京都大学文学部(英語学英米文学専修)卒業。京都大学大学院文学研究科博士後期課程(同専修)研究指導認定退学。専門はイギリス演劇。共著書に『よくわかるイギリス文学史』(ミネルヴァ書房)、『イギリス文学と映画』(三修社)、『甦るシェイクスピア』(研究社)、訳書にシェイクスピア『冬物語』(岩波文庫)など。

この本の内容

現在、英文学の代名詞として語られるシェイクスピア。元々は舞台の台本として書かれたその作品は、後世の創作家たちによっていかにして新たな息吹を吹き込まれ、世界に知られるようになったのか?『高慢と偏見』『大いなる遺産』などの英語圏文学、ラム姉弟による児童文学『シェイクスピア物語』、ローレンス・オリヴィエ、黒澤明による映画など、時代と地域を超え、姿形を変えた作品の数々を分析し、名作の知られざる魅力に迫る。

この本の目次

序章 小説の中のシェイクスピア―『高慢と偏見』『大いなる遺産』『赤毛のアン』ほか(小説に現れたシェイクスピア
シェイクスピア、二〇世紀の小説世界へ)
第1章 劇場の中のシェイクスピア―『ロミオとジュリエット』(シェイクスピアの台詞と劇場
シェイクスピアの台詞とライブ上演の感覚 ほか)
第2章 子供の世界のシェイクスピア―ラム姉弟の『シェイクスピア物語』(ラム姉弟の人生と文学活動
劇から物語へ ほか)
第3章 映画の中のシェイクスピア―『ヘンリー五世』『蜘蛛巣城』(ローレンス・オリヴィエの『ヘンリー五世』
黒澤明の『蜘蛛巣城』)

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