ちくま新書

日本経済の死角
─収奪的システムを解き明かす
河野龍太郎
著
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トーキーの誕生から60年。銀幕に登場する女たちのイメージはどのように視覚化されてきたのだろうか。断髪洋装のモダンガール、運命の女ファム・ファタール、恋する娼婦、たくましい中年女、けなげな主婦、孤独なインテリ女、パワー爆発の老女。「動く絵」の中で生き生きと躍動する彼女たちの姿は精気の輝きを放っている。1920年代から高齢化社会を迎えた現代まで、日本とアメリカの異なる文化と風土を鋭く見すえながら、スクリーンに描かれた女たちのイメージの変遷を探る斬新な日本映画論。
序章 動く絵のなかの女
1章 和服を着たモダンガール
2章 ファム・ファタールがいない国
3章 娼婦のロマンス
4章 中年女は負けない
5章 マンションに入居した主婦
6章 笑うインテリ女
7章 老女のパワー
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