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内容紹介
質問、テーマ、問題といった小さなものから、人生の課題、目標、テーマといった大きなものまで「問い」は様々な形があるが、問いという点ではすべて共通している。では、「いい問い」とはなんだろうか。私たちが解くべきほんとうの問いにたどり着くため、「問い」それ自体を問うことからはじめ、磨くための考え方を深めていく。
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「ロジカルを良しとするのも、ロジカルが良いという考えあってのこと。なぜロジカルであったりエビデンスベースであったりすれば我々は正しいと思ったり、納得できると思ったりするのか。ほんとうの「いい問い」を考えるにあたっては、そもそも論の果てまで考える必要があると思うのです。」(本文より)
目次
はじめに
序
「いい問い」に限定しない/言葉の多義性の受諾/なぜこの順番なのか/考えなければ自分もない
第一章 「いい問い」とは何か
答えがある問い、答えがない問い/本質と名付けてみる/なぜその問いはあるのか/根拠をさらに掘り下げる/同次元での切り口・瞬発力勝負にしない/概念に先立つものはあるか/言葉としての存在/私の歴史の前提を考える/枝葉から脱するには/「問いを問うた」論理の果て/そして始点へ/達成の有無は問題にはならない域/他者との対話の意味/本分は「一番やりたいこと」とは違う
第一章、補足
「新規事業」という問い/「思考の殻」に気づくために/「研究」における問い/やりたいことが見つからない理由/地域再生の例/「枝葉」の問題
第二章 「いい問い」にする方法
いい問いにまで昇華させるには/「問い」が磨かれるとき/自分と世界の矛盾のうちに/見えるものと見えないもの/全体と個別x可視と不可視/心が動き、言葉にできない/時間軸の導入/その問いの時代性、歴史性/全体から具体をみる/万民に共通するもの/水平展開により類似を探す/結果に考えをめぐらす/「問い」を持つ覚悟/物に頼らず、誠実に思考する
第三章 「いい問い」の見つけ方
消極的アプローチをとる理由/「違和感」と「自覚」/対象の内実と形式/「自分」がなければ違和感もなにもない/気づくということ/「まとめる」ことは無条件に「いい」わけではない/「存在」の外からやってくるのか/「何か」とは何か/解釈することと考えることの違い/内省的に日常を生きる
おわりに
コンテンツリンク
「「いい問い」の「いい」と「問い」はどういう意味か?」(序より)
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