北村透谷

近代日本の知的混乱の不幸を象徴する透谷。『楚囚之詩』『蓬莱曲』など、詩と批評にその思考実験の軌跡をたどり、灼熱の精神を浮き彫りにする。

北村透谷
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,046円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:オ-8-1
  • 刊行日: 1994/10/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:304
  • ISBN:4-480-08160-7
  • JANコード:9784480081605

この本の内容

江戸期のデカダンスを濃く曳きながら、文明開化による破壊と建設をおこなおうとしていた近代日本。詩人であり、思想家でもある北村透谷は、その知的混沌の不幸を背負いつつ新たな文学の可能性を追求した。近代精神の深い亀裂にみまわれたその作品『楚因之詩』『蓬莱曲』を中心に、評論・随筆、晩年の叙情詩まで、一人の天才の栄光と悲惨、壮大な思考実験の軌跡をたどる。

この本の目次

第1章 アンビションと初期漢詩
第2章 回心
第3章 『楚因之詩』
第4章 バイロンの翳
第5章 『蓬莱曲』(一)
第6章 『蓬莱曲』(二)
第7章 恋愛と風流―批評文(一)
第8章 自然と社会―批評文(二)
第9章 最後の抒情詩

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