子どもの悲しみの世界 ─対象喪失という病理

愛する人や大切にしていた物を失う悲しみ。これを上手に乗りこえながら、大人に成長していくための心の働きをやさしく語る。

子どもの悲しみの世界 ─対象喪失という病理
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,046円(税込)
  • Cコード:0111
  • 整理番号:モ-1-1
  • 刊行日: 1995/11/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ISBN:4-480-08238-7
  • JANコード:9784480082381

この本の内容

愛着のある、依存する対象を失うことは、いつでも悲しみの感情を引き起こす。最愛の人、かわいがっていた動物、毎日抱いて寝た縫いぐるみ、また、住み慣れた家や自分自身のイメージまで、ひとはさまざまなものを失いながらも、その悲しみを乗り越えて生き続けなければならない。「悲哀の仕事」(フロイト)を十分になしとげ、心豊かな大人に成長していくにはどうすればよいのだろうか。深い愛情をもって子どもたちに接してきた精神科医が、豊富な臨床例と卓抜な物語解釈をとおして語る「対象喪失」への処方箋。

この本の目次

第1部 対象喪失の心的世界(対象喪失とは何か
乳幼児期の対象喪失反応
度重なる対象喪失と絶望
喪失対象を探し求めて ほか)
第2部 対象喪失による病理現象(登校拒否と対象喪失
乱暴・いたずら・いじめと対象喪失
緘黙症と対象喪失
心身症やヒステリーと対象喪失 ほか)

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