ギリシア文化史 7
輝やかしいギリシア世界に翳りが見え始めた前五世紀。倫理性も詩歌も衰微を余儀なくされる。アレクサンドロス大王の出現をまつ二世紀を描く。
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,650円(税込)
- Cコード:0122
- 整理番号:フ-13-7
- 刊行日:
1998/12/10
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:544
- ISBN:4-480-08457-6
- JANコード:9784480084576
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現代のさまざまな国家形態、政治思想、さらに哲学、弁論、文学・芸術の諸ジャンルにおける精神活動は、原型をほとんど古代ギリシアに見いだすことができるだろう。この天才的な民族の創造物にあらゆる面から深い考察を加え、文化史家としての力をすべて結集することで、ブルクハルトの『ギリシア文化史』は成立した。その史観の類を見ぬ深刻さ、厳しく率直な人間観、深い洞察力と広い視野により、古今の史家の試みをはるかに凌駕して、この畢生の大著は歴史の真実に肉薄する。第7巻は、前5世紀に最盛期を迎えたギリシア人の生全盤が徐々に衰亡へと傾き、マケドニアの隆盛を準備するまでの過程を描く。
第9章 ギリシア的人間とその時代的発展(前五世紀の人間
アレクサンドロス大王に至る前四世紀の人間)
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