戦争の記憶 ─日本人とドイツ人

イアン・ブルマ 著 , 石井 信平 翻訳

日本とドイツは第二次世界大戦を国家と国民のレベルでどう総括したのか。冷静な視座から取材と考察を進めた内外で定評ある名著。
【解説: 保阪正康 】

戦争の記憶 ─日本人とドイツ人
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,650円(税込)
  • Cコード:0122
  • 整理番号:フ-20-1
  • 刊行日: 2003/07/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:528
  • ISBN:4-480-08778-8
  • JANコード:9784480087782

この本の内容

第二次大戦を枢軸国として連合軍と戦った日本とドイツ。二つの国は加害者として戦勝国に裁かれた。「悪いのはやつらだ」。勝者の正義のために歴史の被告席に立たされた日本人とドイツ人。彼らはいかに過去に学んだか。そして、いかに過去を忘れようとしているか。際立った対照をみせる日本とドイツ。本書は、記録が散逸し、記憶が風化することに抗して、日本とドイツの、戦争体験者と現場を徹底取材した。その結果、戦勝国の手による定説や神話から、思いがけない真相をつかみ出す。戦争責任とは何か、国を愛するとは何かを、日本とドイツを横断して問い直すルポルタージュの傑作。

この本の目次

西洋と戦う
廃墟にロマンがあった
アウンシュヴィッツ
ヒロシマ
南京
戦犯裁判
教科書は抵抗する
記憶を保存する
ふたつのノーマルな国
ふたつのノーマルな町
廃墟を片づける

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