読んでいない本について堂々と語る方法

ピエール・バイヤール 著 , 大浦 康介 翻訳

本は読んでなくてもコメントできる! フランス論壇の鬼才が心構えからテクニックまで、徹底伝授した世界的ベストセラー。現代必携の一冊!

読んでいない本について堂々と語る方法
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,045円(税込)
  • Cコード:0198
  • 整理番号:ハ-46-1
  • 刊行日: 2016/10/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:304
  • ISBN:978-4-480-09757-6
  • JANコード:9784480097576
ピエール・バイヤール
ピエール・バイヤール

バイヤール,ピエール

パリ第8大学教授。文学を精神医学に応用する「応用文学」の提唱者であると同時に、分析療法の実践家でもある。『アクロイドを殺したのはだれか』など、著書多数。

大浦 康介
大浦 康介

オオウラ ヤススケ

京都大学人文科学研究所教授。専門は文学・表象理論。訳書にバイヤール『アクロイドを殺したのはだれか』、ヤン・アペリ『ファラゴ』などがある。

この本の内容

本は読んでいなくてもコメントできる。いや、むしろ読んでいないほうがいいくらいだ―大胆不敵なテーゼをひっさげて、フランス文壇の鬼才が放つ世界的ベストセラー。ヴァレリー、エーコ、漱石など、古今東西の名作から読書をめぐるシーンをとりあげ、知識人たちがいかに鮮やかに「読んだふり」をやってのけたかを例証。テクストの細部にひきずられて自分を見失うことなく、その書物の位置づけを大づかみに捉える力こそ、「教養」の正体なのだ。そのコツさえ押さえれば、とっさのコメントも、レポートや小論文も、もう怖くない!すべての読書家必携の快著。

この本の目次


1 未読の諸段階(「読んでいない」にも色々あって…)(ぜんぜん読んだことのない本
ざっと読んだ(流し読みをした)ことがある本
人から聞いたことがある本
読んだことはあるが忘れてしまった本)
2 どんな状況でコメントするのか(大勢の人の前で
教師の面前で
作家を前にして
愛する人の前で)
3 心がまえ(気後れしない
自分の考えを押しつける
本をでっち上げる
自分自身について語る)
結び

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