道徳および立法の諸原理序説 上

ジェレミー・ベンサム 著 , 中山 元 翻訳

快と苦痛のみに基礎づけられた功利性の原理から、個人および共同体のありようを分析する。近代功利主義の嚆矢をなす記念碑的名著をついに完訳。

道徳および立法の諸原理序説 上
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,430円(税込)
  • Cコード:0132
  • 整理番号:ヘ-13-1
  • 刊行日: 2022/08/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:400
  • ISBN:978-4-480-51105-8
  • JANコード:9784480511058
中山 元
中山 元

ナカヤマ ゲン

中山元(なかやま・げん)1949年生まれ。東京大学教養学部中退。思想家・翻訳家。著書に『思考の用語辞典』などが、訳書にカント『純粋理性批判』、ハイデガー『存在と時間』などがある。

この本の内容

イギリス近代を代表する思想家にして法学者ジェレミー・ベンサム(1748‐1832)。本書は、近体功利主義の創始者として知られる彼の代表作と目される記念碑的著作である。ここでベンサムは、人間の快と苦痛のみに基礎づけられた功利性の原理をもとに個人と共同体のありようを徹底的に解析し、そこから真に普遍的な法体系を導出しようと試みる。その挑戦はわれわれをどこに導くのか?刊行より200年以上経てもなお倫理学、法哲学、政治思想など広範な分野に圧倒的な影響を与え続けている名著を、このうえなく清新かつ平明な訳文で送る。上巻は「第13章 罰すべきでない場合」まで。文庫オリジナル。

この本の目次

第1章 功利性の原理について
第2章 功利性の原理に反するさまざまな原理について
第3章 快と苦痛の四つの源泉および制裁
第4章 さまざまな快と苦痛の価値ならびにその測定方法
第5章 快と苦痛について、その種類
第6章 感受性に影響を与える状況について
第7章 人間の行動一般について
第8章 意図について
第9章 意識について
第10章 動機について
第11章 人間の気質一般について
第12章 有害な行為の結果について
第13章 罰すべきでない場合

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