体育がきらい
ボールが怖い、失敗すると怒られるなどの理由で嫌われがちな体育だが、強さや速さよりも重要なことがある。「嫌い」を哲学で解きほぐせば、体育の本質が見える。

- シリーズ:ちくまプリマー新書
- 968円(税込)
- Cコード:0237
- 整理番号:437
- 刊行日:
2023/10/04
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:224
- ISBN:978-4-480-68461-5
- JANコード:9784480684615
- 在庫 問合せ
先生はエラそうだし、ボールは怖い!「きらい」の理由をひとつずつ哲学すると、体育の本質が見えてくる。走っているところや失敗した姿を見られると恥ずかしい。体育なんか嫌いだ!という児童生徒が増えています。なぜ、体育嫌いは生まれてしまうのでしょうか?授業、教員、部活動。問題は色々なところに潜んでいます。
第1章 「体育ぎらい」のリアル
第2章 体育の授業がきらい「規律と恥ずかしさ」
第3章 体育の先生がきらい「怖くても、ユルくても」
第4章 運動部がきらい「体育教師らしさの故郷」
第5章 スポーツがきらい「残酷で、すばらしい文化」
第6章 そもそも運動がきらい「だからこそ、からだに還る」
2023.11.30 ゆう
学生時代「体育」が大嫌いで、今でも運動が苦手なので、書店でこの本を目にした途端、すぐに買ってしまいました。最初は"体育が好きで得意な先生が書いた、押し付けがましい内容なんじゃないか"と疑っていましたが、読み始めてすぐにそういう本ではないと分かり、大変嬉しくなりました。
体育も運動も普通にこなせて先生をなさるような方が、私のような出来ない側の人間のことを冷静に考えてくださり、こうして発信してくださることは大変ありがたいことです。
他の皆が簡単にできる技もこなせず、加えてその有様を「公開処刑」させられ、団体競技では皆に嫌厭され、「体育が得意で体育教師になっているような高圧的な人間に私のことなんて理解してもらえるはずがない」と体育教師への不信感を持っていた、そんな当時の自分に渡してあげたい本だと思いました。
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