「叱らない」が子どもを苦しめる

藪下 遊 著 , 高坂 康雅

「叱らない」教育に現役スクールカウンセラーが警鐘を鳴らす一冊。なぜ不登校やいじめなどの問題は絶えないのか。叱ること、押し返すことの意義を取り戻す。

「叱らない」が子どもを苦しめる
  • シリーズ:ちくまプリマー新書
  • 1,012円(税込)
  • Cコード:0211
  • 整理番号:449
  • 刊行日: 2024/02/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-480-68474-5
  • JANコード:9784480684745
藪下 遊
藪下 遊

ヤブシタ ユウ

藪下 遊(やぶした・ゆう):1982年生まれ。仁愛大学大学院人間学研究科修了。東亜大学大学院総合学術研究科中退。博士(臨床心理学)。仁愛大学人間学部助手、東亜大学大学院人間学研究科准教授等を経て、現在は福井県スクールカウンセラーおよび石川県スクールカウンセラー、各市でのいじめ第三者委員会等を務める。

この本の内容

現在、不登校状態の子どもは小中学校合わせて約三〇万人。これまでは「無理させず休ませる」支援が主流だったがそれだけでは改善しない事例が増えてきていると、現役のスクールカウンセラーが警鐘を鳴らす。「叱る」こと「押し返す」ことの意義をいまいちど取り戻す。

この本の目次

第1章 子どもの不適応が変わってきた現代(不登校の歴史を振り返る
「登校刺激を与えず、ゆっくり休ませる」はなぜ効果的なのか? ほか)
第2章 成長に不可欠な「世界からの押し返し」の不足(思い通りにならないことに耐えられない子どもたち
「世界からの押し返し」になっていない大人の関わり ほか)
第3章 子どもの「不快」を回避する社会(何が子どもたちの不適応を生み出しているのか?
子どもを不快にできない社会 ほか)
第4章 子どもが「ネガティブな自分」を受け容れていくために(「ネガティブな自分」を受け容れる
親子関係をもとにしたアプローチ ほか)
第5章 予防のための落穂拾い(その他の不適応との関係
支援の落とし穴と予防について ほか)

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