教科書の文学を読みなおす

島内 景二

恋も
冒険も
失敗も…

時代や言葉は変わっても、人の心の根っこは同じ。はたせぬ恋に胸こがし、「幸せって何?」と身悶える。古事記から漱石まで、明日から国語の教科書が何倍も面白くなる!

教科書の文学を読みなおす
  • シリーズ:ちくまプリマー新書
  • 792円(税込)
  • Cコード:0295
  • 整理番号:92
  • 刊行日: 2008/09/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:160
  • ISBN:978-4-480-68795-1
  • JANコード:9784480687951
島内 景二
島内 景二

シマウチ ケイジ

1955年、長崎県生まれ。東京大学文学部卒業。電気通信大学教授。日本文学研究者、文芸評論家。専門は源氏物語。時代小説を愛し、現代短歌を口ずさみ、家庭菜園作りに励み、日本酒をたしなむ。著書に『光源氏の人間関係』(ウェッジ文庫)、『源氏物語の話型学』(ぺりかん社)、『源氏物語の影響史』(笠間書院)、『北村季吟』(ミネルヴァ書房)、『漱石と鴎外の遠景』(ブリュッケ)、『歴史小説真剣勝負』(新人物往来社)、『文豪の古典力』(文春新書)、『楽しみながら学ぶ作歌文法(上・下)』(短歌研究社)、『歴史を動かした日本語100』(河出書房新社)ほか多数。

著者からのメッセージ

教科書の文学を読みなおそう[全文を読む]

この本の内容

教科書の文学が、こんなに泣ける、せつない、情けない…なんて思わなかった!わずかな成功例と無数の失敗例に、人生を学ぼう。古典から漱石まで、お堅いイメージが一変する一冊。

この本の目次

第1章 人間は、いつも恋をしてきた―『それから』(文学者は、みんな恋愛小説家だった
苦しい恋から逃れる方法 ほか)
第2章 若者は、なぜ旅に出るのか?―『坊っちゃん』(人生は、旅である
坊っちゃんは、意外と知識人 ほか)
第3章 悲しみは、時空を越える―『舞姫』(文学は変わらない
人間の心も、変わらない ほか)
第4章 人生は、「仮の宿り」である―『草枕』(人生は、自分のためにある?
自分一人のためにある草庵 ほか)
第5章 自分の幸福は、他人の不幸?―『山椒大夫』(くるくる変わる幸福と不幸
鬼ヶ島は、なぜあるのか ほか)

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