北のはやり歌

赤坂 憲雄

昭和歌謡がめざした
「北」をめぐる精神史。
webちくまの人気連載を書籍化

昭和の歌謡曲はなぜ「北」を歌ったのか。「リンゴの唄」から「津軽海峡・冬景色」「みだれ髪」まで、時代を映す鏡である流行歌に、戦後日本の精神の変遷を探る。

北のはやり歌
  • シリーズ:
  • 1,650円(税込)
  • Cコード:0395
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2013/10/15
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:256
  • ISBN:978-4-480-01584-6
  • JANコード:9784480015846
赤坂 憲雄
赤坂 憲雄

アカサカ ノリオ

一九五三年生まれ。学習院大学教授。福島県立博物館館長。東北学を提唱し、九九年『東北学』を創刊。『柳田国男を読む』『排除の現象学』『異人論序説』(ちくま学芸文庫)、『遠野物語へようこそ』(共著、ちくまプリマー新書)、『結社と王権』『境界の発生』『東北学/忘れられた東北』(講談社学術文庫)、『岡本太郎の見た日本』(岩波書店、ドゥマゴ文学賞・芸術選奨文部科学大臣賞受賞)、『東西/南北考』(岩波新書)、『3・11から考える「この国のかたち」』(新潮選書)など多数の著書がある。

この本の内容

歌は世につれ、世は歌につれ―昭和という時代を映す鏡であった戦後歌謡曲は、つねに「北」のイメージとともにあった。はやり歌に歌われた、失われた故郷をもとめる者、さすらいの地を探す者たちは、なぜ東北の大地をめざしたのか。都会と地方の関係はいかに移り変わってきたのか。「東北学」を提唱する民俗学者が、名曲の数々の背景にある、北の近代がはらんで来た精神史をたどりつつ、昭和の日本人の心情の深層に迫る。

この本の目次

第1章 リンゴの唄
第2章 北上夜曲
第3章 北帰行
第4章 ああ上野駅
第5章 港町ブルース
第6章 浜昼顔
第7章 北国の春
第8章 津軽海峡・冬景色
第9章 俺ら東京さ行ぐだ
第10章 みだれ髪

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